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2018-03-16 21:55:00
2018年3月16日・金曜日・札幌。★北海道の今後の産業経済が、どのような方面であろうとも、単純に発展しようとは思えない。アジア諸国の経済の勢いが北海道の勢いを超えている。北海道はいうなればアジアのイタリアかフランスになって、アジアの観光地として生きる方向になるのであろう。たとえ人口は伸びなくとも、観光客が増えてゆくのなら、これが埋め合わせになるだろう。真面目に観光立国の姿勢を考えていいのである。目先の小さなことではなくて、大きな姿勢として考えるがよいのだろう。★ただ、ここに、それとは多少趣の違う二つのバラエティがある。★一つは、移民策である。計画的に10パーセントなり15パーセントなり、長期間に北海道への移民を計画するのなら、ありうべき経済政策はずいぶん違ってくると思うよ。★もうひとつは北海道の国際関係である。北海道とロシアの全面的国交回復を想定するのなら、従来の日本の西高東低の外交関係がもっとバランスがとれる。「北方領土問題」というものは、そしてそれをめぐる日米の政治関係は、もっと別の軌跡が考えられないものか。日本の経済構造にとって「北方領土問題」は鶏肋になっていないか。もし日本とロシアの経済交流がごく順当に進めば、北海道経済の見通しもまるっきり変わってくる。★以上のようなビッグイッシューに何の抱負もないのでは、ただの、お先真っ暗の、21世紀だね。