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2017-11-29 18:26:00
日馬富士が相撲協会へ引退届を出したというニュースが流れた。(2017年11月29日)ネットを見ていると、この後話題がもっぱら貴の花批判に向かう様相を呈している。★この機会にひとこと申し上げたい。日本相撲の問題はその背景に巨大な国民的問題を秘めていることを。★現在の日本国は移民のない「純血国家」である。この「純血国家」は残念ながら現在および将来に向かって「人口が減少してゆく宿命にある国家」と理解されている。★この致命的宿命について、考えうる重大な対案がある。それは欧米がすでにそうなっているように、日本に計画的に移民を導入する政策である。たとえ10パーセントの移民案ですら、日本の人口問題を劇的に変えるであろう。日本の将来を考える国民的議論に移民策がまったくないという現状は、国策の一大問題だと思う。★ところで「移民問題」がタブーになっているさいの「隠れた大議論」は、いまの日本の姿を相当に変えることなしには移民策は立たないというところにある。自由な意思をもつ人々を日本に連れてきて、生きていただくには、その方々が「近代的な意味で、論理的に、十分に納得しうる日本の制度」でなければ、たちまち突端からトラブルとなる。極端な言い方をすると、大相撲であれ、生け花であれ、お華であれ、従来まったく日本人にしか通用しなかった論法を移民に強制するようでは、移民策が成り立たないという点である。いま日本の主権を握る人々が「とうてい日本に移民策はない」とするこれが隠れた理由であろう。★いま大相撲にあらわれている「上位力士たち中心にモンゴル出身力士が巨大なグループをすでに構成していて、このグループが隠然たる政治力を発揮しているという現実問題」は、大所高所からみれば、日本にありうべき移民策に起こりうる諸問題を、相撲の世界で「先進的」に起こしているだけのことである。将来の計を考えるのならば、現在の問題をそっくり受け止めて、それでも従来の日本相撲の精神が生きるように、いま強烈な秩序を敷くがよろしかろう。★貴乃花さんをいじめていても仕方がない、むしろ貴乃花さんの考えのほうが将来の相撲には正しいのではないの。どうですか、池の坊保子さん、他人ごとではないと思いますよ。