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2017-11-27 11:14:00
日馬富士暴行問題で、いまマスコミにみられる様相では、「悪の大本山」は貴ノ花親方と貴ノ岩のほうで、それに対して現在の秩序を一生懸命回復しようとしている相撲協会、それを支える政府筋、そしてモンゴル大衆、という構図になっているようだ。★貴ノ花・貴ノ岩が、傷害事件として警察に告訴したのは、法治国家に生きる者として当然のこと。警察の事件処理が最前提で、ほかはいわばその「善後措置」の性質しかない。それが「善後措置」のほうが主役で、警察の取り調べのほうがすっかり脇役になっている。★政府筋が明瞭に、「相撲協会による対応」を主役にしようという様相を示したのではないか。池の坊保子氏が元文科省副大臣、現相撲協議会議長の肩書のまま、マスコミに現れて、「相撲協会に任せろ」という対応をしている。文科省スポーツ局長が相撲協会に発した、「協会としての報告を急遽求める」ありようは、そのまま八角理事長が3日にわたって貴ノ花親方を協会に呼びつける直接の口実になっている。★元旭鷲山がモンゴルから急遽日本にやってきて、貴ノ岩と直接接触しようとするのは、現在モンゴル勢が日本相撲に築いている勢力を「既得権」と考え、貴ノ岩に「やあやあ」を入れることで「既得権」を安全にしたいという意図が透けて見える。★白鳳が「日馬富士、貴ノ岩、共に場所に立てるようにしたい」と優勝会見にかこつけて声明するなど、「既得権」維持の完全な「勇み足」。★せめて「モンゴル親睦会は、もう解散します」ぐらい言えないのか。要するにこれらの「善後措置」、事態をいっそうドロドロした泥沼に運んでいるようだ。