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2017-09-04 17:35:00
医師と病院はそれほど丁寧に説明しないものとすると、患者のほうもそれなりに「予習」しておく必要がある。それには『家庭の医学』など、かっこうの参考書だと書いた。★むろん病名を入れてネットのブログを引くと、いろいろな参考記事が出てくる。(ただ、毎度の注意だが、記事の公平さをどうチェックするのかということは、重要な問題であろう。どのみちそのような記事は、せいぜい病院で診察を受けるまでの「つなぎ」ではあるまいか。)★じつは『家庭の医学』を買ったときに、『最新医学大辞典』第3版・医歯薬出版株式会社、2005年、を買った。ブックオフ、1000円。新しいもので買えば1万数千円するだろう。ブックオフの在庫は『家庭の医学』よりずっと豊富。これは「医学生または研修医向き」で、素人には利用が難しいとすぐわかった。「小項目主義」であり、病名がわからなければ引きようがない。しかも病名は欧文索引である。(索引なしで、本文を直接に引けば、本文は五十音順なので、不便はない。)巻末に発行当時の医薬品の一覧表がある。試しに私の痛風の薬をひいたら、ちゃんとあった。★今日うちの家族が神経内科でMRIの検査を受けた。上記辞典で引くと、Magnetic Resonance Imagingと記してあり、立派なひとつの項目となっている。(ここに書くのは遠慮する)受検した病院には「説明資料」がおいてあってそこには、「磁石の大きな穴に、そこにFḾラジオの音波と同じ音波を当てて検査する」のような具合に説明している(磁気共鳴の説明)。これも詳しくは書くのを遠慮する。おそらくこの聞きなれない機械の性質の説明を求める患者がときどきいるのであろう。医師であれ看護士であれ(担当者のはずなのに)これを必要十分に患者に説明するとなると気骨が折れよう。患者が医学大辞典を引いていればその手間がかなり省ける。ちなみにこの病院にはちゃんとした図書室がある。なにしろこの検査を受ける者のための説明書には「こういうことがあってはならない」という禁忌事項がてんこ盛りに書いてある。30分ほどの検査だが、検査中なにやらガーガーという音が絶えずする。それなりの説明が必要だと思うよ。