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2017-08-27 09:01:00
夏季の超高温のもとで人間が生活するには、「クーラー」は不可欠の生活用具となっているらしい(らしいと書くのは、北海道の多くの家庭では、夏季でも、クーラーなど使わないからである。たいていは扇風機で済ませている。それに対して、本州ではまず夏の「クーラー」は不可欠なのであろう。)しかし、クーラーは高熱をどう処分するのか。クーラーは結局屋外に高熱を排出しているだけではないか。このようにして本州の都市の夏季の屋外空間は、元来の酷暑に加えてクーラーの排気を引き受けるから、地獄が一層地獄になる。これが屋外でちょっとでも日射を浴びていてみなさい・たちまち、どうなると思うか。そして日が落ちて夜間になっても、空中のこの高熱は容易なことでは去らないのである。★北海道が涼しいのはたんに気候のせいばかりではない。北海道は個人の家ではあまりクーラーを使わないので、都市の空気でも比較的に「原始の気分」を残している。本州と比べればわかるが、札幌の戸外の空気はすがすがしいのだ。(そして札幌の水道水は比較的に普通の水である。)ただ、公共空間に入ると、まるでやけのように冷やしているのは、どういうわけか。(だから夏の札幌では公共空間を比較的に回避するほうが個人としては利口だ。公共空間ではときには冷えすぎて死んでしまうよ。札幌の公共空間に長居する人は、夏でも長袖とかセーターとかショールだとか用意するのが「たしなみ」である。)