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2017-06-06 09:42:00
加計学園問題に少しばかり触れるところがあった。しかし大所高所から見ての大問題は、現在の日本の政治・行政体制が、あまりにも強力な官邸主導という体制にあることの可否、利害得失にあるのではないか。むろん日本国民から見ての日本の政治・行政体制としての可否と、利害得失である。すでにウエブ上、国民的議論は一籠池問題、一加計問題からより広く、深い諸問題に入り込んでいる。そういうウエブ上の多くの意見交換を通じて、平常ではとうていありえないほど現在の政治・行政の問題点が浮上して、広範な国民的関心と論争を集めているように思われる。その問題点の中心となって否応なく浮上している焦点が、官邸主導の意義如何である。(この官邸主導というありようは、小泉内閣の時に始まったが、小泉時代にはいまほど「極端」ではなかった) ★政治・行政体制としていまの日本の官邸主導に似ている体制は、いわずと知れた、アメリカの大統領制と、韓国の大統領制である。膨大な官僚群が大統領官邸に張り付き、その多くが大統領の人事である。ただ、この大統領は、直接に特別の選挙によって国民から選ばれている。このような「政体」を法的に是とする憲法がアメリカにも韓国にも存在している。日本の官邸は、いずれ大統領制にでも移行する準備なのだろうか。★仮にそのような意義を持つものだとしても、その政治・行政には、国民の批判を仰ぎうる透明性が必要だと思うが、如何に。(それを欠けばただの独裁的政治・行政だろう)今のウエブ上の大論争でよくわかってきたことがあった。いまや読売と産経は、政府の機関誌だというのか。片や毎日と朝日、片や読売と産経。