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2017-06-05 20:31:00
加計学園が獣医学部を四国の今治に新設する件について、さきに前愛媛県知事加戸さんから、現に「牛や豚などの動物を扱う公務員獣医師が不足していた」という証言がありました。(すみません、私、前便では、豚ではなくて、馬と言ってしまいました。さきの牛の連想で馬といったのですが、きっと愛媛県には馬など一頭もいないのかもしれません。きっと愛媛県は、豚飼育が盛んなのでしょうね。)★ひとこと追加したい点は、「牛や豚や馬や」の獣医師を特に育てなければならないニーズがある場合、そういう大学が、農業や、酪農や、食品加工や食品流通や、のような産業に携わる人々を育てる学部学科が「獣医学部」の傍にはないのがあたりまえのことでしょうか。また、生物学部やのようなものもないんでしょうか。巨大な「獣医学部」だけの単科大学なんですか。どうしてこれで多様で教育経験の深い教師陣を横に維持できるんでしょうか。北海道あたりだと豊富にある「牧場での実習」などという教育課程を、四国ではどうやって用意するのだろう。(もっとも海を越えて九州へ行けば、それが可能でしょうけど。)★そして全国の獣医学部は、その教員・教官が定員に達している学部はほとんどないと思います。それでもそれらの獣医学部は、豊富な教養課程、農学部、理学部、医学部、酪農学部など、密接に獣医学部の教育課程にかかわる隣接学部をもっているところも少なからずあるはずです。新設大学の単一の巨大な獣医学部というのは、どうやってなりたちうるのだろう。わたしにはとても想像できないのですが。