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2017-04-13 23:02:00
いったい賃貸物件の不動産価格は、どのようにして決まるものなのか。先日拙宅に怪しげな電話がかかってきて、家内が対応していたが、まるでめちゃくちゃな話である。(もっともこれを読んでいる人がその「業者」にも一理あるとお考えなら、それもよし)★その人物は「姓」だけ言い、属する「会社名」も言わない。たんに「東京の者だ」という。うちの物件のひとつを名指しで、その地区に取引先が進出するので、お宅の物件を買いたい。★ついてはその物件は、現実に賃貸収入がいくら上がっているのか。そしていきなり「その家屋をいろいろ込みで1500万円で買おう」という。へーえ、土地はどうなるのですかと家内が聞くと、「上物がある以上その土地は二束三文だ。まー***円で買おう。」その***円というところがたいへん小さな声だったので、家内が二度三度聞いたら、「3万円」と小さな声で言った。へーえ、平方メートルですか、坪ですかと聞いたら、「平方メートルだ」つまり坪10万円だと。★こういう計算方法があるいはあるやもしれないが、私はとらない。これで建物の方が、いざ取引というときにいろいろ瑕疵を言い立てられて二束三文になってしまうと、土地の方もこの計算方法だと二束三文だから、全体が二束三文になる。★どこかにこういう物件があるかもしれないが、札幌では無理だろう。売買に際してよく提示される価格は、建物(古屋)をゼロと評価し、土地を路線価で評価するものだ。これが万全とは思わないが、まだしもこのほうが売買の基準にはなりうるのではないか。