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2017-04-04 23:40:00
『北海道新聞』2017年4月4日号、25頁に、北海道を一周する海岸線を、今年6月に札幌発着7泊8日で一周するバスの旅が発表された。日本旅行グループ「北海道オプショナルツアーズ」主催で定員25名、朝夕食付、二人部屋、15万8千円。札幌-八雲-恵山-千歳-豊富-網走-根室-幕別-札幌(札幌以外は宿泊地)という行程。札幌-八雲-恵山-千歳とまず道南の海岸線を進み、次に増毛・留萌・羽幌から豊富温泉と日本海岸を進み、稚内を経由してオホーツク海岸を網走・根室と進み、十勝を経て日高の太平洋海岸線を苫小牧方面に進み、北上して札幌に帰る。じつに北海道らしい壮大な行程だ。(北海道の主要な貿易港も大抵行程かその付近にあるぞ。)★それだけではありません。主催者が意図したかどうかは知らないが、この行程のなかに戦後の昭和40年ごろにはまだ存在していた国鉄の路線跡が存在している。太平洋側を増毛から留萌・羽幌を経て幌延・稚内に至る線。稚内からオホーック海岸を紋別方面に走る(途中で切れるが)興浜北線と興浜南線。知床斜里から越川に通じた根北線、現在の根室本線から分かれた線がそことつながろうとしていた。帯広と十勝広尾を結ぶ広尾線。このバス行程はこれらの昔の国鉄の廃線跡と否応なくかかわることになる。(戦後北海道の国鉄廃線は、もっともっとありましたよ。)地図で示せなくて残念だ。★北海道旅行とはこういう豪快な旅を言うのではなかろうか。問い合わせは011-212-1170 なお同様の記事はネットにも出ている。