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2017-03-17 20:55:00
雨竜沼湿原って、何だ。北海道では湿原と言えば釧路湿原が有名だ。しかし札幌近辺に立派な湿原がもともと存在している。それが雨竜湿原である。雨竜湿原は、雨竜町の西、増毛町の南、浜益村の北方にある。お恥ずかしながら私も、この推理小説、梓林太郎『北海道雨竜殺人湿原』1993年、徳間書店、を読むまで知らなかった。★最近閉店する古書店があり、そこが「1冊50円」でなんでも放出するというので、見に行った。そこで思わぬ貴重書(今度書く)も入手したが、店主に「北海道の本がないか」と聞いた。郷土史の本でもあればと思って。ところが店主は、店内をぞろっと回ってから、手にした本を数冊差し出した。なんとみんな「北海道」の地名のつく推理小説ばかりで、それもずいぶん古い本である。「店の大半が漫画本なのだから、仕方がないなー」と思い、それらの推理小説を引き取った。上記『雨竜殺人湿原』がその1冊だ。★札幌から数時間でゆけるところにこんな立派な湿原があったのだ。この小説では東京の人間が旭川空港に降り、旭川から汽車で深川へ行き、深川からマイクロバスで雨竜湿原に向かうとある。湿原には南暑寒荘という山荘が、拠点として存在することになっているが、いまはどうなっているのだろう。私なら札沼線の終点から雨竜町に向かうだろうな。それとも増毛町に滞在しながらこの湿原に通うか。★札沼線の人、教えてください、どう「観光」するのがいいのか。