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2017-02-22 20:40:00
最近米国の大統領トランプ氏が、中近東でイスラエルにイスラエルとアラブが並び立つ2国主義方策ではなくて、事と次第ではイスラエルのみの主権が前面に出る1国主義の方針に理解を示したという記事が出た。★そもそも2000年間まったく国として存在していなかったイスラエル国をアラブ世界のど真ん中に作ったというのがべらぼうな話。欧米の強力な世界的後押しがなければできなかったことであった。トランプ氏の思い付きだけでイスラエルを支えられるとはとうてい思えない。欧米の世界的結束が緩むとき、イスラエルはとうてい立ち行かない。イスラエルは真に賢い判断をむしろ必要としよう。下手にイスラエルが強気に出るようでは、いずれはアラブ世界にすっかり押しつぶされる日がこよう。(アラブとペルシャと言い換えるべきですね。ペルシャとは、今日のイランですよ。)★トランプ政権は、米国に仇をなす外国に対しては、米国は輸入税20%を課するという。相手国ももし同じことを言ったとしたら、ここに基本的にはグローバリズムは崩壊する。企業が、どの国の企業ということなく、対等の条件で国際商業もおこなうというのが、たいへん単純だがグローバリズムの基本的姿である。そうでない日(たとえば1930年代はそうだったが)がくれば、企業は基本的に「ナショナル」ということになる。これで経済システムは成り立ちますかね。★トランプ氏のショック療法によって、どんな「梯子」が外されるのか、その都度考えてみよう。