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2017-02-19 23:24:00
北海道の鉄道路線については、かねてからJR北海道は約半分の路線についてとうていこのままでは維持できないという発言をしてきた。昨28年の末ぐらいには「もうどうしようもない」というアパーシー気分だったと思う。★ところが、今年に入ってから、道内も国内も「見直し」気分が満ちてきたように思う。その「見直し気分」の直接のきっかけになったのは、北海道庁が開催している委員会の、格調の高い答申であったと思う。★引き続いて、麻生副大臣も、安倍首相も、以前からの国土相の木で鼻を括ったような見解を超えた見解を述べるに至った。★国も道も国策を明瞭にしないで、ただ沿線の地元首長とJR北海道幹部の直接交渉みたいなことばかり迫られるのでは、だれでも議論する張りも出てこない。しかしいくらかでも明るい見直し気分が国と道に出てくれば、沿線のほうも自分のこととしてまともに取り組む勢いが出てきたように思う。★札沼線の首長が直接ガイドを買って出て、札幌方面の人間にも札沼線に目を向けてもらおうとする企画、日高線では鉄道・自動車両用車両を路線に走らせる研究を始めているというニュース等々、みなこういう流れである。★可能な限り路線を生かす工夫を、みなでやろうではないか。★それにしても北海道が会場となるオリンピックに無慮何十億も道民がカネをだすなどとは、鉄道路線の話と対比してみると、まことにおかしな話だ。大金のかかるオリンピックならないほうがいいよ。