インフォメーション

2017-01-19 23:06:00
「ライラの冒険」シリーズ英書で出会う単語レベルは、決して低くはないのです。8千語程度の語彙が必要でしょう。日本の高校生が難しい大学受験に期待されている英語語彙は5千語か、せいぜい6千語でありましょう。「ライラの冒険」では間違いなくそれよりも2千語程度余計の語彙が必要です。★じゃあその2千-3千語はなんなのかというと、これだって必要語彙なのでしょうよ。ただ、同じことをもっと基本的な単語で言い換えられないかなーと思う語彙がよく出てくるが、論理的意味はそう違わなくとも、情感が違ったり、ある特殊の意味が強められたりしていて、英米の日常会話などではやはり使うんだろう、ましてやフィクションともなれば、ぴったりのニュアンスの言葉をだしてこないと収まらないから、少年少女用物語だってやはり使うんだろうと。★ネティブ的日常会話をそれほどまごつかないでやろうとすると必要になってくる語彙がこの2-3千語だろうと、読んでいて納得します。いままでの日本の英語学習はこのレベルに弱かったのではあるまいか。★そしてこの上に語彙数1万から1万2千ぐらいが、タイムやニューズウイークを読む語彙ですね。日本の知識人はこのレベルまでは登ってゆきたいものです。よぼど語彙力の弱い米国の大学生でもこのぐらいはあるわけです。★他方ネテイブではなくて、たんにコミュニケーションのために英語を使う外国人は、もっと少ない語彙でもなんとか用事を足すわけです。英語学習上そのような「外国人」のレベルだけを考えるというのもおかしなものです。★英英辞典を引きながら読んでいると、その2-3千語を無理なく身に着けられるでしょう。英英辞典を伴う学習の、これが第1の狙いです。このへんのレベルの英単語を会話や作文に使えると、表現力の可能性が一段と高くなるのではなかろうか。