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2016-12-17 16:03:00
2016年12月17日・土曜日 15-16日の日ロ交渉は、つまらない結果に終わった。「北方四島で日ロ共同経済開発・ただし両国の主権を損なわない仕方で」という合意があったという。★こういう提案を日本が行うらしいという報道が数日前になされていた。しかし「両国の主権を損なわない共同経済開発」とは、具体的にはどのような内容のことを想定しているのか、なんにも説明されていない。そもそもそんな話が現実に可能なのか。まして現状では北方4島には日本人は一人も居住していないではないか。 ★この日ロ交渉は従来、特に最近1年間、日本政府は非常に華々しく日本国内で報じてきたものだから、日本国民の期待も当然に高まっていた。外交は普通は外務省が前面に出るが、この1年間の日ロ交渉では安倍首相の強いリーダーシップのもとで、首相官邸と経産省サイドがリーダーシップを取り、全権大使ならぬ専任の大臣すら任命した。★この日ロ交渉は国民的、地方的、市民的視点が非常に貧弱であった。最後に「自由墓参」の話題を示しただけだ。★自民党安倍内閣はいま「賞味期限」に達したのではないか。内治外交「選手交代」期になったのではないか。つまらない結果に終わったことに対しては、政治責任を取る必要があろう。