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2016-12-11 10:11:00
2016年12月11日 『北海道新聞』1ページ 「北方領土に共同立法地域 政府検討 日ロ共同活動で」という記事が出た。日ロ会談が行われる予定の12月15-16日が一週間以内に迫ったが、いったいこの会談で何が決まるというのかという肝心のことが、いまだに全然わからない。★この長い記事は、「日本政府の考えていること」として出ているが、「日本政府」とはどこのことか、一体だれが発信しているのか、さっぱりわからない。「一方的な政府提供記事」と考えるしかない。★記事の全体から私が受け取った印象は、「たぶん歯舞・色丹はかえってくるだろう」、「そのうえでのプラスが問題だが」、「日本は共同立法地域を国後・択捉に設けるという提案をするのではないか」、「あるいは日本は、北方4島全体に共同立法地域を設けるという案も出すのではないか」と読める。それ以外には読みようもない。★「北方4島に日ロ共同立法地域を設ける」という提案が、北方4島の領土交渉に代わりうる提案として、日本全体のコンセンサスはあるのだろうか。「あると信じる」からこそ日本政府の提案となるのだろうが。★そうすると「ここ」は非武装地帯となるんだろうね。★「ここ」は日米安保条約適用除外地域となるんだろうね。★それともそんなことは全然考えていない提案なのか。★そもそもロシア側は、これなら飲むというのか。★ずいぶんわからない記事ではあった。★そもそも「日ロ共同立法地域」とは何だ。その具体的な・論理的内容は。その国際的前例は。ロシアがそんなことを言ったことはあったのか。