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2016-12-01 23:04:00
神っている、という流行語が、今年の流行語大賞だという。これを聞いて、まことに奇異の思いだ。この「神ってる」は、今年のブロ野球で、広島カープの鈴木選手にかかわる「ことば」なのだろう。★鈴木選手がパリーグの優勝戦で2回ホームランを打ったり、全日本でも確か一度あったね。鈴木選手のホームランで終わった場面が。このときには、「お立ち台」に上がった鈴木選手は、自分の感想として、「かみっているう」と「きみょうなこえ」を挙げたね。私はこの鈴木選手の「きみょうなこえ」を聞いて、ほんとうにあほらしく感じた。これはちょうど舞台に上がった漫才師が、自分の漫談に酔って自分から笑っているようなもので、「芸人」としてはありうべきでないあほらしさだ。(せめてひとがいっているのならわかるよ。自分で言うやつがあるものか。)★実は今年真実「神っていた」のはプロ野球パリーグの北海道日本ハムであった。11.5試合差をひっくり返してのパリーグ優勝。パリーグ代表戦での対ソフトバンク戦で、大谷の大暴れもあっての勝利。セリーグと対決したさいの対広島戦で、まず広島に2連勝されながら、そのあと3連勝し、広島での最後の1戦を勝ったありさま。これが「神って」いなくてなんなの。★ただ、今年の流行語とは一線を画すのは、日本ハムの場合、一瞬輝いたのが西川なり大谷なりという個人であっても、それはまさしく個人の栄光ではなく、チームの戦いの一瞬としての栄光であって、栄光は常にチームの側にあるのだ。ここが広島の鈴木選手の場合と、「似て非なるもの」であった。★ありがとう、いい試合を見せてくれた日本ハムフアイターズ。私たちには今年の流行語はありません。なーに来年も勝つつもりだから。