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2016-11-23 10:03:00
2016年11月23日・水曜日 日ロ交渉解決の構図は、私には次のように感じられる。★日本の目から見て、これは、一方に「日ロ経済協力」他方に「日本の北方領土回復促進」という構図であることは、日本人には異論はあるまい。★「北方領土回復」については、今回成るのは、「2島が戻るが、他の2島については懸案」という「声なき声」が日本中に流れている。いわゆる「2島+アルファ」であると。★その「アルファ」は「国後、択捉」に「共同開発」を定めるが、その共同開発の内容は主に水産資源保護と日本の漁業権容認であると。★日本に戻る「歯舞、色丹」については、「日本は非武装地帯」と宣言するとしても、この「宣言」の趣旨についてロシアは警戒を解いていない。そこでことさらに「国後、択捉」の軍備をロシアが強化していると読む。★いまの日ロ経済協力は「日本の8項目提案」を中心に協議されてきたが、ロシアが力を入れている重大な案件がまだうやむやになっている。★そのうやむやになっている案件とは、「電力線」を引いて「ロシアのシベリア・極東の電力を日本が買う構想」と「ガス管」を引いて「サハリンの天然ガスを日本が買う構想」である。★前者、電力網構想については、すでにブログに大量の記事がのっているように、孫正義社長の手でプロジェクトがはっきりしている。これを日本が了解するかどうかというだけのことだ。後者については誰かかが何かを具体化しているのかどうか、それは知らない。★しかしともにロシアから見れば「画期的事項」で、領土問題に実質的に関わる事項だ。★難航しているというのは、この両件の処理について日本の政治家と大企業の内部で「決がついていない」のであろう。★この件の色の付けようによって日ロ国交はこの12-1月に決まるかどうかが分かれるのであろう。私は安倍首相はなんらかの色の付け方をして、自分と自民党の為に決着するだろうと思っている。★なにしろ極めて情報が不完全なところでの推測なので、これが当たっている方がめっけものだろう。