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2016-11-19 10:07:00
もし「戦後日本の政治経済の総決算」なぞという「課題」を、いまかりそめにも立てるというのであれば、ここに忘却することを許さない「大課題」が一つある。ご承知のように、いまの日本の状況は、明らかに「西高東低」である。「九州と関西」に比較して、「北海道と東北」が、格段に低い発展状況に置かれている。このような「西高東低」状況になった極めて有力な要因は、日本の隣国との国交の温度差である。西の九州を取り巻く南洋諸島、中国、韓国、など隣接国との国交と、北海道にかかわるロシアとの国交である。日本国のこのような外交状況を作ったことについて日本国には大きな責任があり、とりわけ戦後日本国のかじ取りをたいてい担当してきた政府自民党とその指導者たちには、大きな政治的責任がある。★北海道の鉄道がいま半分も廃線を迫られている状況なぞ、この「東低」の一実例にすぎない。★北海道にあった鉄道網は、戦時中日本国の国策で「北海道の人馬」をはがき一本で召し上げるために用意したものであろうが。戦前ですら稚内-サハリンを結ぶ鉄道連絡が存在した。★いまロシアとの国交が開かれれば、日本国としては今の「東低」状態を早急に手直して国土のバランスを回復する必要がある。(このバランスの中には、東北の回復も含まれるし、裏日本の回復も含まれるよ。)北海道における「戦後日本の政治経済の総決算」を考える時、この「大課題」をお互い、忘れないようにしようではないか。いま「1月解散」などという「予測」があるが、「戦後日本の政治経済の総決算」を呼号して国会解散するというのなら、この「大課題」をかならず念頭に置いていただきたい。当然であろうが。