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2016-10-27 12:05:00
以前この「日ロ国交回復後の青写真(3)」10月11日で、日ロ国交回復後にほどなく見込めそうなこととして、「サハリンの天然ガスが、パイプ敷設によって、石狩湾へ入ってくる。そのガスは札幌に供給されるが、北海道中央を縦断して苫小牧にももたらされる。すでに道央を縦に縦断するガス・パイプはしている。」と書いた。★日ロ関係は、安倍首相が交渉内容を秘匿しているので、公式には「確たる」ことが報道されていない。★それにしても、まったく秘密というわけにはゆかないから、いろいろのことが言われることにもなる。★しかしもし「事成れば」当然に日ロ国交開始によりヒトとモノの流れが生じるのが知れ切ったこと。その知れ切ったことを語っておくのはなんら不思議なことではない。★私が以前「10月11日」に書いたのは、サハリンから北海道に入ってくるであろう天然ガスの流れであった。日本がロシアにモノを売るのに、ロシアからの代価が必要だが、ロシアは資源を日本に輸出してそれを主要な代価とするほかなかろう。サハリンのガスは貴重な代価である。★そして私は北海道へのガス供給だけを描いたが、当然に日本の本州がこれにかかわってくる。この数週間の間にこの件に関して本州側に動きがあり、インターネットに出ている。ひとつは、裏日本知事会とかを開催して、裏日本の活性化のために、裏日本を東から西にぶっ通す高速道路を完備し(そういえばほとんど整備されていない地方がいくつかあるものね)、その高速道に付属して「ガスパイプ」を設置し、サハリンからの天然ガスを裏日本に流すというのだ。(そうすると北海道はニセコだの、瀬棚だの、江刺だのを経由して、弘前のほうへパイプを持ってゆくのだろうかね。)もう一つは、苫小牧から、噴火湾の海中をくぐって道南から函館周辺で対岸の青森へパイプをつなぎ、このパイプを東北地方の太平洋側を東京まで引っ張る、という考えだそうだ。首都圏へのエネルギー供給を狙うわけだ。(東京から新潟へパイプを走らせてもいいようなものだが、北海道とはぜんぜん違う地形なので、本州は南北縦断が難しいのだ。)★本州のこの2系統のガスパイプ案のうち、どちらが簡単にできそうかと言えば、東京行きがそうだというのはわかりきっている。裏日本は、やるとしてもかなり時間がかかるだろう。★パイプが入ったところは、エネルギー事情が他より格段に安定するから、原子力発電所なぞ早く廃止してよかろう。そういう展望が立ちやすくなろう。★いずれにせよこれからの要路者は、早く天下の形勢を見ながら自分の責任範囲の民をいち早く守ってくれないようでは、要路者の資格なぞあるまい。