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2016-10-17 19:21:00
日ハムが昨日ソフトバンクと戦った試合。これに勝って日本シリーズ出場と決まった。この試合は、立ち上がりの1回表に、ソフトバンクが4点とり、「今日はこれで決まった」かの感があった。ところがその後徐々に日本ハムが持ち直し、7対4で日本ハムの勝となった。★どうしてこれほど圧倒的な序盤の効果が、結局すっかり消えてしまったのか。今日ビデオを見直しながら考えた。★投手の継投。ソフトバンクは、1-3回、摂津、4回、東浜、4-5回、森、6-7回、岩さき、8回、スアレス。2回以降の日本ハムの得点は、2回に中田1打点、3回に杉谷1打点、4回に大野の代打岡が2打点で同点、4回に中島のバント1打点で勝ち越し、5回に近藤の2打点で7対4となった。4回が分岐点である。工藤監督は1-3回を投げた摂津の調子が今一つとみて、投手を東浜に替えた。この東浜が3者続けて四球をだしてしまい、結局この3人のランナーがみな生還してしまって日ハムの勝越しとなった。他方で日ハムの投手起用は非常にうまくいった。1回の加藤は4点取られて散々だったが、代わったバスは2-5回抜群の好投、6-7回の谷元、8回の宮西、みなうまくいった。9回の大谷起用は大事件で、みごと後顧の憂いなく三者凡退させた。★日ハムの起用はみないい結果を出した。田中に替えて杉谷を出していたことも、4回大野に替えて岡を代打に出したことも、4回中島のバントも、2-5回バスの起用も、9回大谷の起用も。★ソフトバンクが個性の強い打者連合なのに対し、日ハムはチームメートに相互依存するチームプレイである。この対比がはっきりした。4回中島のバント直後テレビ画面に大きく出たソフトバンク三塁手松田には、いまのブレ-に畏敬する表情があった。同様のプレーはソフトバンクではまずありえないことだろう。日ハムはこのプレーでスマートに勝ち越し点を挙げたのである。野球本来のチームプレーからこれほど遠いありようなのに、なおこれだけの強さを発揮したのが、ソフトバンクのすごいところである。