インフォメーション

2016-10-11 12:24:00
日ロ国交回復後の青写真(3) 北海道の場合。日本海側の石狩港から太平洋側の苫小牧港に至る縦の線が、北海道発展の中心となるだろう。現在すでに南北に貫くガスパイプが存在しているが、これにサハリンからガスパイプを引いてきて石狩の地点でつなげば、このサハリンガス資源をもとに北海道のエネルギー供給はゆるぎない。このガスを石狩あるいは苫小牧から移輸出できる。(本州向け、およびアジア各地向け)国際収支的には、日本からロシアに輸出した商品の代金はロシアの資源の購入でバランスすることになるが、当面このガス代金は重要であろう。これに応じて石狩地区と札幌地区を結ぶ臨海鉄道が敷設されるだろうし、(これは札幌市ではなくて江別市の方で結ことになろう)石狩港から苫小牧港に至る広い産業道路が建設されることになるだろうが、それもまた石狩・江別・苫小牧という線になるだろう。(ただ、札幌市自体が広域化してグレーター札幌となり、江別を吸収しているかもしれないが)★北海道に従来にない可能性が開ける。1つ、寒冷地向け生活商品の製造工業が芽生えるだろう。旭川市はそれにもっとも向いている。2つ、きたるべき極東・シベリア開発のための近代的工業博物館・訓練場所となる。石炭の、漁労および水産加工の、林産および住宅・家具加工の、農業及び農産物加工の、そして酪農の。そこへ開発要員を招いて訓練すればよい。(世界の各地から)3つ、道内各地の大学は日ロ文化交流の拠点となる。現在で言うと北海道大学と札幌大学が目立っているが、北海道の立ち位置から言ってそれ以外の大学も拠点足りうる。ロシア語を教えるも習うのも日本ではこの場所がいいだろう。しかもロシア側大学が、大学そのものがハイテクの研究拠点となっている場合が多いことを考えると、北海道の諸大学もそのように転身したらよろしい。日本のハイテク研究拠点となるのは夢ではない。(ずいぶん昔サッポロがソフト開発拠点だったことがあった。いままた地の利を得て、ロシアの大学との交流によって、にわかに日本のシリコンバレーになるという野心を持ってどこが悪いか。)