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2016-10-10 21:58:00
日ロ国交回復後の青写真(1) 北海道から見て、今後来るべき日ロ国交回復後に予想される青写真を、あえて領土問題を最低に抑えつつ、描いてみたい。こういう青写真はある程度の年配の者になら容易に描けよう。ほとんど常識か、あるいは容易に推測のつくことだからである。しかしおなじく北海道の人でも若い世代の人にはあるいは思いつかない面があるかもしれない。また北海道の付近をあまり知らない本州の人であれば、こうして描かれてみるとなるほどと思うところもあるかもしれない。★むろん「もし日ロ国交が回復したら」という前提で描く見通しだから、国交が回復しない場合はこうはならない。★それにしてもこういう青写真を見れば、改めて「おや」と思い至る点もあろう。この半世紀、国交が回復していないのが当然になっていたから、いつのまにかこういう感覚を忘れているのである。思ってもみよ、なぜ今日、本州と北海道では、経済状況がこれほど「落差」があるのか。北海道と境を接する隣国と国交がなかった点は非常に大きいではないか。★戦前の小樽高商(今日の小樽商大)は、裏日本に生きていた青年たちの憧れだった。小樽港がそれだけの魅力をもっており、その小樽港の上で貿易を教育するこの学校が裏日本の青年たちの希望に合致したからである。(小樽高商は、優れた英語教育も行っていた。)