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2016-10-09 00:24:00
大前研一氏、ロシア・ショック(4) 「ロシア進出の十大心得」 これは大前研一『ロシア、ショック』(129-133ページ)に載っている「ロシアビジネス成功10原則」で、これ自身孫引きなのだが、これまでロシアに進出したことのある北海道の中小企業の経営者には、身に染みて「真理」とわかる話である。★1 「ロシア人と共にロシアの為に働くという心で働け」★2 「ロシアの流儀を尊重しつつも、自分の流儀を決して忘れないこと」 ★3 「政府や各種行政機関との関係を構築し、現地の人脈造りに励むこと」 ★4 「ビジネスの核心に対しては断固たる態度で、ビジネスの枝葉末節には柔軟に対応すること」 ★5 「窮地に活路を見出す術を見出せ。要するに、簡単にあきらめるな。」 ★6 「腐敗はビジネス生活の一部と考え、それにうまく対処する術を身に着けること」 ★7 「ロシア人は権威主義を嫌うから、決して権威主義的にふるまわず、しかし本物のリーダーシップを発揮すること」 ★8 「現地への権限移譲は単純には成功しない・段階的に実施するがよい」 ★9 「現地でいろいろすり寄ってくる者が現れても、うちのやりかたはひとつ、うちの窓口はひとつ、という原則を貫くこと」 ★10 「現地政治・経済体制の朝令暮改に、絶えず備え、早め早めに対処すること」 ☆北海道は比較的に以前から企業の、ロシアとの経済交流があったが、うまくいったという話はほとんど聞かず、ひどい目にあったという話ばかりよく聞く。しかし進出した企業に体質的に非常な甘さがあるのも、間違いのない事実である。大企業でうまくいっているのは、資本が大きいだけではない、渋い体質を持っているからでもある。