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2016-10-05 21:57:00
日ロ関係の21世紀(11) 元来ロシアのプーチン大統領と米国の間柄は、最近きわめて険悪である。ウクライナ問題とシリア問題で、米国がプーチン大統領とその側近に対して、ただならぬ緊張を示している。たった今配達されたアメリカのTIME誌、2016年10月10日号は、おそるべきカバー記事を掲げた。(18-25ページ)表紙ではこう書いている。Russia wants to undermine faith in the United States election. Don't fall for it. By Massimo Calabresi. 目次ではこう示している。Confidence Game. Why Russia wants to undermine the U.S. presidential election. Plus: 6 routes to election rigging and how much to worry about them. 本文は次のタイトルで始まっている。Hacking The Voter. What's Behind Russia's Effort To Influence The U.S. Election. 内容は、プーチンがアメリカの大統領選挙に介入していると非難している。いっぱいいろいろ並べているが、一方の候補者であるトランプ氏にエールを送ったり、大統領選挙の投票のありように懸念してみたり、いろいろやっていると。(最近ヤフーが米国内でのヤフーのメール内容を米国政府に開示したことがあったと報じているが、こういうこととも関係があったのかもしれない。) このような記事は異様であり、ずいぶんマニアックにも感じる。他方でアメリカは大統領選の最中で国家意思を示しにくい時期でもある。★この同じプーチン大統領と交渉するのか。私は今の日ロ交渉の主眼は日ロ大企業の提携の交渉だと考えるから、国際制裁が関連するものとは思わないが、しかしパワーダイナミクスはどんな理屈でも付けてくるものだ。ご注意まで。