インフォメーション
2016-09-30 09:43:00
この「インフォメーション」欄に、今年7/29と7/30に、「日ハム、トリックスター説」を書いています。最近太田光さんの書いたものを読んでいると、太田さんが「芸人=トリックスター(道化)説」を口にしておられる。太田さんがいうトリックスター(道化)は、「現実世界を破る・現実世界の常識性を破る」のが「道化(トリックスター)」の特質なのだという具合に考えておられるのがわかります。そして実際には、今の日本の社会になにやら得体のしれない変化が起こってそれが否応なく新しい現実になろうとしているのに対して、芸人である太田さんが強い反発をなさるというパフォーマンスにそれがよく表れているように思います。★私が7/29と7/30に書いた日ハム=トリックスター説は、大江健三郎さんの言論をヒントにして、日ハムを『戦争と平和』の主人公、ピエール・ベズーホフのキャラクターに例えたものでした。★ ところで、です。いまこれを書いている私は、日ハムの栗山監督自身が太田光さんの「トリックスター」とほとんど同様の発想を持っておられたのではないかなーと思った次第です。栗山さんが「いろいろありうる」とおっしゃる言葉が、太田光さんと同じニュアンスに聞こえるからです。そうすると監督その人も「トリックスター」なのですね。★ 栗山さんが禅語「前後裁断」を口にされているのを知って、その思いを強めました。(この話は、いずれ)