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2016-09-03 17:27:00
古文に親しむには、テクストのほかに、古語辞典があったほうが良い。ましてや、私が今手にしているテクスト、『徒然草』新潮日本古典集成には、語句の非常に詳しい注はない(たしかに手軽な方が取りつきやすい)。しかし読んでいて引っ掛かりが生まれたら、引いて参考にできるものがほしい。そこで近所のブックオフへ行って、三省堂の『全訳読解古語辞典』2007年、というのを108円で買った。これは高校生用に出版された辞書で、たくさん図版や参考事項が記載されていて、読んでいて楽しそうだ。同じ辞書の小型版というのもあったが、原則として自宅に置くのだから、大型でよろしい。なによりも、大型版のほうが、活字が大きくて助かる。今後たんに三省堂『古語辞典』として引用するのは、すべてこの辞典のことである。★ ある年配以上の人は、一度書店へ行って、現在の中高校生がどんな辞典を使っているか、ごらんになるとよい。あなたの辞典も最近の辞典に買い替えてみたらどうか。実にぜいたくで、豊かな内容のものだ。