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2016-08-02 09:49:00
中教審は学習指導要領の改訂で、今度から英語については小学校3年からに繰り上げ、小学校5年からは英語を「教科化」、中学校では「英語で授業する」という方向だという。なぜこれほど国の教育方針が「切羽詰まったことをいう」のかは容易に察しられる。しかしこれをしっかり「裏付ける」体制はむろん「懸案」の域であろう。どうも国家が焦っていろいろ画策すればするほど、国際的に評価されるような日本の教育体制はますます悪くなってゆくような観がある。どうだろう。発想を思い切って変えて、国民的自覚でこのさい多少の活を入れたらどうか。小学生だの幼稚園だのに外国語の早期教育を迫るのをちょっと脇に置いて、たとえ成人国民の数パーセントでもいいから、自らの努力で自らの生活設計を「国際化」したらどうか。といっても、たいしたことを提案するわけではない。いま外国人の観光客が北海道にも以前より多く来遊している。観光現場では、たとえ片言でもいいから宿と店が客とつながる方法があればありがたい。中国語と英語について、「片言でもいいから対話する」志を立てる人がいないかね。そうしたら就職率は間違いなく良くなるし、待遇も変わるだろう。「その第一歩は?」これは外国語の実践的学習の定番第一歩だ。見るものすべてを中国語で(あるいは英語で)言う訓練だ。こういう語彙が相当に増えれば、これにいくつかの動詞を覚えるだけで、表現できる文句が飛躍的に増える。もし同僚に中国人がいたら、毎日1つでいいから発音を学ぶようにしなさい。★ あるいは、こういう同じ志で、民宿業を立ち上げたらどうか。「こういう方法で中国語にいそしんでいる民宿屋さん」と宣伝したらどうか。サービス内容は単純でいい。「釣り狂」さんなら、「ともに釣りに狂おう」、「競馬狂」さんなら、「ともに競馬に狂おう」。そうすると向こうからご同類がやってくる。その人間から中国語を「狂いながら」学んだらよかろう。なにも芸のない人は、家庭菜園でも売りにしたらよい。そんな馬鹿な勧誘があるかって?馬鹿なことを聞くんじゃないよ。「なぜその国を訪問するのか」と聞かれた時の国際的模範解答は、「その国のありのままの生活を自分も体験してみるため」だよ。そしてこういう民宿こそまさにそのものであり、立派なホテルや創業何十年という老舗旅館がひっくり返ってもできないサービスだよ。私のいうことがよくわからない人は、一度直接お話してみたいなー。あなたの頭の中にはいままでおがくずが詰まっていたのだ。★ それでは小学生や幼稚園児の外国語学力はあがらないだろうって? よくよく馬鹿ですね。祖父や祖母、父や母が、こうやって民宿業で繁盛しているときには、お孫さんは誰に強制されなくとも、ひとりでに「ニイハオ」と挨拶していますよ。子供のほうが祖父や祖母より覚えが早いのです。