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2016-08-01 22:11:00
ソフトバンクのオーナー孫正義氏こそが、日ハムの栗山監督とは違う意味で、トリックスターなのかもしれません。そのことをさておいて日ハムだけを誉めそやすのは片手落ちでしょうから、一言指摘しておきます。栗山監督が描く世界は、ミクロ・コスモスとしてのプレイグラウンドでしょうが、孫正義氏の描く世界は、グローバル世界経済です。思い起こせば、孫正義氏は、40年前空手孤拳で米国にあって、これまた若輩のビル・ゲーツ氏に慫慂し、ビル・ゲーツ氏が開拓中であったパソコン言語「ベーシック」を日本のパソコンにバンドリングする権利を握りました。これが後年につながる孫氏の企業家精神の出発点でしたね。ひとは簡単には栗山監督にはなれませんが、孫正義になって手頃な球団を買収することはできます。みなさんは、どっちになりたいか。さて孫正義氏もさすがに高齢になってきて、この期に及んで狙うはインド市場。適当な能力のあるインド人を腹心にしてインド市場へすぱっと切り込もうとしたが、目をつけたインド人が強かで、数百億円ぐらいの給料を渡しても満足しない・「すぐ社長を譲れ」と言ってきた。これで孫氏は嫌気がさしてこの男を切り落とし、やはり自分一人の腕力で地上最後の大市場インドに切りこもうというのか。トリックスターが弱い者の味方なのか、あるいは弱いものいじめなのかで、トリックスターその後の運命は変わってきます。孫氏の大事業「ソフトバンク」はどっちだろう。私たちは野球のテレビ画面でソフトバンクの松田三塁手の顔を見ながら、そういうことをかんがえてもいいのです。そして野球を楽しみながら、私たちがインドを理解し、インドに入り込むありようを模索してもいいのです。こっちは現代日本が取り組むMUSTなのですから。