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2016-07-31 19:32:00
7月31日・日曜日・札幌ドーム。日本ハム対ソフトバンク。6対3で「予想通り」日本ハムの勝利。今回の勝利を通じて、「トリックスター」としての日ハムのキャラクターは、遺憾なく発揮された。いくつか目立った「ミラクル」を挙げよう。 ★ 1回の表。攻撃側ソフトバンクは、たいへんな活躍ぶりで、3点を先取した。これで試合の帰趨はすっかり決まったかに見えた。ところがその裏、1回の裏。日ハムは、岡、西川、大谷と、思いもかけない打順で臨んでいたが、岡2塁打、西川2塁打、大谷ホームランと、あっという間に3点を取り返してしまった(その間わずかに5球)。この思い切った打順設定が、当たったのかなー。 ★ 1回表に散々打たれた日ハムの先発加藤投手は、それから見事立ち直り、6回までもったよ。加藤投手、これが意外に内野のフィールディンクの上手な選手で、その球さばきでいくつかの危機を乗り切った。ふつうなら、投手はつぶれているなー。 ★ 3回の裏ころに、テレビ画面に大きく、ソフトバンクの守備中の松田三塁手の大写しの顔が映った。松田はなんとも形容しにくいけげんそうな表情をしていた。「信じられないなー」という表情である。 ★ 日ハムの中田と陽は、これまであまり打撃がよくなかった。陽にいたっては25回もノーヒットだった。それが6回の裏、両人とも見事に安打を打って、3点が日ハムに入り、このときに6対3で日ハム優勢となっている。今日のお立ち台は、最近めったに選ばれたことがなかった中田と陽の二人であった。これでいままでツキのなかった両選手も立ち直るのだろうか。目下栗山監督は「夏季中の体調管理が自己責任」をチームの合言葉としているようだが、このお立ち台の上で、両人とも口を揃えて、「日ハム勝利のために、栗山監督のいうように体調管理に努める」といっているのは、この両エリートは案外これまで監督がいう指示をすっぽかしていたのかもしれないなー。まー雨降って地固まるという。 ★ 8回裏にソフトバンクが立てていた救援投手は、沖縄八重山出身のかばやま投手で、緊急の場に登場している人の割には、投球にどうも締まりがない。ボールばかり投げている。日ハムの面々、どうやらこれを打つに忍びず、なんにもしない。(打ったのは外国人のレアードだけだ)陽選手打席の時に、捕手鶴岡は陽と頭が近づいた場面があった。陽もこの八重山出身の投手を打たずに三振。そうしたら鶴岡は、投手に近づいてなにやら言ったが、私の察するところ「日ハムの連中はみなアウトになりたがっているが、お前がストライクを投げないとアウトにならない」と言いに行ったのではないか。「トリックスター」は情けに弱いのである。(すべては私の想像だから、そのつもりでね。) これでソフトバンクとの試合差は3試合となった。ミラクル達成だよ。