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2016-07-30 22:11:00
7月30日・土曜日・日本ハムファイターズ。3対2で、ソフトバンクに勝った。高梨投手。この試合は、まさに「トリックスター」としての日本ハムの面目躍如たるものがあった。7回表、ソフトバンク側攻撃の際に、3塁後方へファウルが飛んだ。その落下点に殺到するレアード、中島、西川。同一地点で3人はまるで団子のように群がった。結局西川が捕球したが、このようにプレーに賭ける執念は、とても人間業ではない。それまで日ハムは2対0と負けていたが、このプレーをきっかけに試合の流れが完全に日ハムに傾いた。7回裏。田中アウトのあと、中田が打ったレフトフライがヒットに。次の陽が、なんと死球を食らう。次のレアードが打ち損ねたボールが緩く1塁線に転がってアウト。しかしその間にランナー2,3塁。足の遅い中田が3塁に達していた。ツーアウト2,3塁。そこに岡の打った球が三遊間をきれいに破り、日ハムは2点とって同点となった。2対2のまま9回裏へ。ここでまた例のように事件が起こる。中田四球、レアード四球、岡のヒットでツーアウト満塁。次の大野に代わって例によって日ハムの代打は巨人から移籍した矢野。この矢野が死球を食って押し出しで、決勝点を得た。そこで「お立ち台」に現れたのは、岡と矢野のご両人。お客さまへのごあいさつをと求められ、マイクを握った二人が「合唱」したセリフは、「ファイターズ 最高」。 ★この経過を見ていた人は、なにかすべてが偶然の幸運と見えるかもしれません。現に、感想を求められたソフトバンクの関係者は、「これは2対0でソフトバンクが勝っていた試合だった。」という。しかし「トリックスター」日本ハムを今や信じる「関係者」には、日ハムがこのように3対2で勝ったのは「必然の流れ」なのですが。夏の日の4時間ほどの時間を楽しませてくれた日本ハムの皆さん。どうもありがとう。こんな面白いドラマはめったにありませんよ。