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2016-07-27 16:46:00
相模原市で障碍者施設における障碍者大量殺傷事件が起き、犯人を称する人物が既に自首した。この惨たらしい犯罪行為は、名乗り出た犯人が開陳する異様な言辞でも世間を驚かせている。「正常な」人類にとって不要なものは滅びてしかるべきだという「政治的思想」は、世界史の上ではナチスドイツのときにドイツで一世を風靡した「優生主義」と共通の思想的基盤に立つものである。この「政治思想」こそが、数百万人の無辜のユダヤ人が当時の欧州大陸で殺害されなければならなかった「論拠」であった。相模原の犯人とされる人間が半年近くも以前に「衆議院議長に事件の予告めいた声明書を送っていた」というところに、この人物が、この「政治思想」復活の濃厚な兆候を現在の政治地図に直感していたのではないのか、という恐怖の戦慄を覚えさせるものがある。どのような意味でも、これはいまの私たち国民と無縁のはなしではないのではないか。 こういう解決が、「社会保障の有力な政策」になっては、困るよ。