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2016-07-04 21:24:00
「簡単な英語」学習という話題を続けよう。めっぽう効き目があるのに、費用はタダかあるいは極めて安く、その気がある人ならだれでも容易に手掛けられるものばかり紹介している。このVOAは、Voice of Americaの略で、米国政府が運営して世界中に流している放送で、今日ではインターネット上でも受信できるし、視覚的には写真や動画もたくさんついている。米国政府の運営だから、「米国の政治、社会、文化、歴史など」を知らせようという内容だが、特に非常に宣伝臭があるとも思わない。(むろん米国に不為なことは報道しない)  とくにお勧めするのは、Special English という報道である。使用語彙が1500語程度と限定されていて、難しい単語や言い回しは使用していない。なによりもありがたいのは、英語がゆっくり発音されていることだ。高校1年生程度の学力があれば、インターネット上で落とせるテクストを目の前において(ほとんど単語を辞書で引くこともなく)流れてくる音声をたどると、内容のあらましがすぐに理解できるだろう。2-3回繰り返して学習すれば、内容はほとんどわかると思う。テクストの長さは、短いタイプのものがA4版で2-3枚、長いタイプのものがA4番で5枚だろう。「一日分」といってもかなりの数の報道記事だが、自分の学力に応じて1日1編としたり、1日3編としたりすればよい。この学習に親しんでいると、ヒヤリングの力が上がるだけではない、おのずと長い英文を読むのに慣れる。この程度の学習を毎日やっている高校生は、やがて大変な英語学力になることうけおいである。(やがておりをみて、普通の速さで報道されているVOAに挑戦するがよい。これに成功すれば、インターネット上に流れてくる米国英国の普通の速さの報道に親しみ、さらにいま一歩を進めて、インターネット上に流れてくる英字新聞、英字雑誌に挑戦するがよい。こんにち、これらはたいてい動画を伴っているよ。)ただ、口で言うほど早くは進歩しない。Special English学習の時代は非常に長く続くであろう。 極端に言うと、英和辞典も英英辞典もめったにひかなくていいよ。またむりに丁寧に暗記しようなどとおもわないほうがいいよ。Easy Goingで行くがよい。しかし継続は力なり、だ。 なお私は、中学生、高校生相手の指導は、なるべく遠慮させてもらっている。とくに試験のための学習とか、受験目当ての準備とかはね。(かといって迷い込んできた者はしかたがない。ただ、本来は不本意ということだ。)巷にはほとんどブロックおきぐらいに、中学生、高校生に、「英語も教える」塾があり、その塾の先生がいる。その方々の稼ぎを妨害する気はない、という趣旨である。 私に他意はないので、学習塾をやっている人が交流を求めてきたら、喜んでその方々のお役に立つような協力を、惜しまない。