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2016-07-01 00:38:00
私は何年か以前に、タダで英語を学ぶ会を地域で運営していたが、しばらく別のことで忙しくて出席していなかった。
数年前の当時は、会場として地区会館を使い、会場費とテクスト代だけの各自負担で、呼びかけに応じた人々が集まって毎週1回簡単な英語と英会話の集いを開いていた。当時は広告手段としては、北海道新聞の会合欄に年1回通知を出し、その他は近くの企業や店舗に掲示を出させてもらったりした。
最近北海道新聞の「お知らせ」欄などを見ると、いまではこういう会合はみんな数千円の有料になっているようだ。(むろん有料で悪いとは言っていない。それでもサービスの対価としてはきっと割安なのだろうと思う。)私は、私自身が世の中で学んだことだから、それを世の中に返すのに無料でいいと思っている。こういうことをながくやっていたこともあって、いろいろのテクストやノウハウがあるから、これを今後希望者に無償で提供してゆこうと思う。どうぞ自らの志で自らに必要な学習をしようという同志とともに行動したいものだ。余計な金は掛けないことを原則として。
ブログで「日本テレビ系」とかの「自ら保育所を作った母」という文が載っていた。たいへん感心して読んだ後、いったい人々はこれにどんなコメントをしているのだろうと思って「コメント」に目を通してみた。「素晴らしい努力だ」という賛辞が多かったのは予想していたところだったが、「自分もなにか工夫してやれるものならやってみたい」という意見が一つもなかったのには驚いた。「老人施設を作る」という声がひとつあったが。非常に多くの意見が、「そういうことは国や行政がやるものだ」とか、「お金のある人は道楽ができていいね」とか、「事業である限り利益を上げ、経営者も給料をとるのが本当の姿だろう」とか、いう具合で、これでは志というものは日本の社会にはまったくありえないものだろうかと、思った。まさかそんなこともないだろうとは思うが。