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2016-06-17 23:18:00
「英語の学び方」といっても、前々回のような、ハーバード大学で講義をするような話ではなくて、私たちが民泊の亭主として海外からお客さんを招いて宿泊させる場合のコミュニケーションもまた「英語」であろう。身近で日常的な英語コミュニケーションに役立つ学習が当然にあってよい。ここに書く「ジャブの冒険」も、そういう「日常の英語」の足しにならないかと思うのである。 昨日テレビを見ていたら、南アフリカ産、アニメ動画「ジャブの冒険」が紹介されていた。簡単な英語。ケープタウンの9歳の男の子が主役の「声優」を務めている。こういう動画に親しめば、おのずと海外の人々とのコミュニケーションの素地になる。 なおこのアニメの成立には背景があった。40年前に南アフリカで、白人の言葉で初等教育が強制されていることに反発する暴動が起こり、それがたいへん無残な弾圧のされ方をした。20年前に南アフリカは独立することになって「アバルトヘイト」という差別はなくなった。たが、人種的貧富の差は残存し今日に至っていると。このアニメ動画はいまだに初等教育が経済的にたいへんな現地の事情を背景として、そのような環境で元気に育つ少年をテーマにしている。 それにしてもコミュニケーションのために英語がこのように現に言語となっていることには、複雑な思いを禁じ得ない。 英語会話といっても、民泊の亭主に必要なのは、かならずしも米英の英語ではない。オーストラリアであろうが、カナダであろうが、インドであろうが、フィリピンであろうが、この話のように南アフリカであろうが、世界で現に話されている英語である。そのことを忘れてはなるまい。 2016年6月17日・金曜日・今日の札幌は雨。明日も雨気味か。