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2016-06-02 23:04:00

いまNHKのトークプラスという番組で、OPEC開幕、原油でサウジアラビアがギリシア化、というタイトルの報道をしていたのを見た。解説者は、藤 和彦という人である。

実にわかりやすく、刺激的な解説だった。

OPECは結局加盟国の原油の減産が合意に至らないだろうって。

だから今まで1バーレル50ドルと呼号していた相場が、たったいま47-48ドルぐらいになったんだって。

サウジアラビアは従来の国勢を維持してゆくにはなんとしても1バーレル90-100ドルの原油相場でないと困るんだって。

しかし現実には50ドルにもならない。それどころか、今後年末にかけて25ドルぐらいになるんじゃないかって、藤 和彦氏はみておられると。

むろんそういうありさまではサウジアラビアは金繰りできないから、さまざまな手をうとうとしているが、その有様を批評してこの番組の題名「サウジアラビアのギリシア化」という言葉が付く次第だ。

これは俗な言葉で言えばこの原油大国の大不況の深化である。そしてこの問題はサウジ一国の問題ではない。広く世界経済にかかわる危機的問題であろう。

私はこの欄を使って以前世界経済の危機に関説したことがあった。

ひょっとすると私は、安倍首相の世界経済危機観と視点をすっかり同じくする、日本には珍しい一人なのかもしれない。

ご存知のように安倍首相は、G7の総会を、世界経済危機観の基調で取り仕切ってから、(ご承知のように日本は議長国だった)いまでは日本国内今後の経済政策に言及して、消費税増税延期の発表をしている。

私の意見を簡単になりと述べておく必要があると感じている。もう少し時間をください。やがて書くから。