インフォメーション

2016-02-20 10:06:00

2016年2月20日土曜日、午前10時、札幌の天候。薄曇。風なし。定温。昨夜の積雪なし。

現在本州に大雨、暴風予報が出ているので、今晩から明日の北海道にもその影響が懸念される。影響は北海道太平洋岸に強いとはおもうが。

札幌は冬季10回の排雪予約を業者と取り交わす習慣になっている。そのうち8回分は既に終わり、あと2回、2月末と3月初頭にあるきりだ。つまり排雪予約スケジュールからいうと、札幌冬季の80パーセントは既に終了したのである。もう一度くらいひどい天候があるかもしれないと覚悟はしているが、何ほどのこともないのがいいに決まっている。

さて日銀のマイナス金利であるが、これは緊急策であって、恒常策ではないと、私は理解している。

世界中が日本に対して、円を押し上げ、株価を押し下げるような「売り」をしかけてくるようなときには、日本を緊急に防戦する策が必要だろう。

日銀のマイナス金利は、当面民間銀行の日銀への預金を減らさせ、そのぷん民間銀行に「融通余力」を作っている。ここに急に日本を叩く勢力が外部から現れた場合には、「円買いあがり」の臨時の強力なキャパシティが民間に生まれていることになる。なにしろ「世界」というのは、大前研一氏のせりふではないが、日本の企業よりも十数倍図体の大きい「怪物企業」がうごめいていて、日本でそれに匹敵するような企業はせいぜいがトヨタぐらいのものであろうと。そして今日の世界的怪物企業というのは、生産が主体ではない、商業ですらその営業主体ではない、金融が主体となっているという代物である。(わがトヨタにしても、もう単純なメーカーなどではない、実態はトヨタ銀行であろうよ)

なにしろ昔ソロスという投資家が、イギリスの為替政策の弱体につけこんで£を攻め、ついにイギリスを屈服させたという武勇伝があるほどだ。(ずいぶん昔の話ですよ)一国を相手取ることを恐れない人々だ。

緊急事態としてはやむをえない。しかし日銀マイナス金利というような政策は、恒常策としては弊害が大きすぎる。近い将来みごとに撤去するよう期待する。ただ、アベノミクスなるものがバブルに程遠からぬものであったことは露呈してしまった。遅ればせながら内容的に国民経済が強化される努力を期待する。福島震災復興など、もっと根気を入れて徹底することではないか。国土の中から福島県海岸部を失って、なにを猶予しているのか。これが本来アベノ経済政策の柱ではないのか。

さいわい株価も為替も目下一服している。これからの春に期待しますよ。(マイナス金利は恒常策でないのならそうさわぐほどのことではない)