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2016年2月11日木曜日、午前9時。札幌の天候。曇り、目下降雪はない。昨夜の積雪はない。気温は暖かめ。
10日朝は20センチの積雪がその前の晩にあったという今冬で一番ひどい天候だったのに、10日朝方には既に除雪車が幹線道路ではきれいに排雪を終えていて、交通が日常の生活にはさしつかえないようになっていた。このへんが本州とはぜんぜ゛ん違うところである。
これから数日間気温は暖かく推移するという予報が出ている。のんびりと除雪を続けて11日の後遺症を始末したい。
さて、日銀マイナス金利の天気予報。10日の惨憺たる相場が明けて、幸い今日は休日である。
今朝の新聞をみて驚いた。この方面の直接の記事はよくよく探さないと紙面にみつからない。2ページに小さく、「東証1万6000円割れ」とある。同じページに載っているほかの四、五のどの記事よりも小さい。関連記事はというと、12ページに出てくる「GDPマイナス予測。(これは10‐12月期のGDPがマイナスになるんじゃないかという記事だ)」、13ページに「大手相次ぎ下方修正(これは3月期決算で大手企業がぞくぞく業績を従来より低く抑えているという記事だ)」、「道内金融業界に懸念(単純に、利ざやが稼げないという記事だ)」と。そしてなにがなくとも市場の基礎データが13ページにのっているわけですね。10日日経平均が終値1万5713円、為替は114円後半、というのが。(その日一日の値動き欄がある。これをみると朝方1万6000円を割り、どんどん下げてきて、午後2時に15400円に近づいたところで反発し、1万5000円台に推し戻したということか。)
昨日のこの箇所に書いた伊東光晴氏は、アベノミクスが株価を押し上げたりすることについて、「まったく関係ないじゃないか」という議論をしている人で、日銀の国債引き受けにも、黒田バズーカにも、評価のことばはひとつもない人だ。かといってこれが「政治的公平性を欠く意見」ということになるのかどうか疑問であろう。現在の惨憺たる市場情勢を説明するもっとも簡単なりくつと聞こえる。すなわちアベノミクス無意味。