インフォメーション
2025-10-11 06:13:00
ますます金融経済の虚像が強まろうかという時である。万が一、そのさいに、仮想通貨世界が国民経済の実体を大きく歪曲させるような事態が生じた場合には、強力な政治の力で仮想通貨世界に規制をかけて実体経済を救出するしかない。このような「緊急規制」が可能なように、政治の体質を強くして置き、政治がカネの力に負けて必要な規制力が振るえなくなる事態を未然に防がなければなるまい。いまこそ政権政党は、「政治とカネの問題」に特にきっぱりとけじめをつけておく必要があろう。
2025-10-09 06:06:00
10/9 Wedge配信記事が、この制度の詳しい解説をしているので、ご一読されたい。「連邦政府一時封鎖を利用するトランプ。妥協を見せない共和党と民主党...期間は史上最高となるか。」/世論は共和党に対して不利である。/トランプ氏はこの機会に連邦政府職員減らしをしようと公言しているありさま。//いずれにせよ、政府機関の多くが機能を停止しているのでは、トランプ政権としてもこの予算停止期間中大きな政治的行動はできない。
2025-10-08 15:45:00
10/8 ビジネス+IT 配信。元プレジデント編集長 小倉健一氏解説記事 「AI投資で潤う投資家vs置き去りの労働者...日本にも迫る『米国の現実』が悲しすぎた」。/要するに、いま米国をはじめとする先進諸国に蔓延している経済社会の構図は、AI発達で各国の国民経済が、天国と地獄に分断される構図の発展になっている、という話だ。この記事はたいへんに説得的で、さっそく二十いくつかのツイートがついているが、それらのツイートの全体は、この小倉氏の描く構図が現実のものであるとすっかり肯定している。それに対する個人的対処らしきものは、適当な投資機会を求めて「天国のおこぼれにあずかりたい」と、その点にのみ「希望的人生を求めている」感じだ。/私は図らずも思う。仏教の教えに、「生あるがゆえに老病死苦あり」という。あなたがおぎゃあとこの世に生を受けたからには、論理必然的に、あなたは人生のあらゆる苦しみに会うことになろうというのだ。/ああそうですねと、あなた、さっそく消えますか。/だが、しかし、but,howeverだろう?まあもうすこし具体的な「だが」を、気のむくままに書いてみたい。//ただ、投資家さんたちよ、あらゆる投資は、リスクなくして僥倖もなしだと、知ってて言っておられるのかね。「天国のおこぼれ」が濡れ手に粟で入手できるもんですか。
2025-10-07 08:22:00
自民党の新総裁が高市早苗氏と決まり、いずれ高市内閣出現となるわけだが、10月5日から7日までの新聞、テレビの報道で、この「高市政権」の基本的キャラクターが見えてきたようだ。/なんとこれは「麻生第2次政権」であり、「安部内閣の後身」だろうと。国際的には米国のトランプ第1次政権に次ぐトランプ第2次政権に迎合した「移民政権ならぬ外人政権」であろうかと。/このように路線が確定してしまっているのでは、新総裁選出時の論戦などぜんぜんなんの試金石にもならぬ・シカをけとばすように「一時的論戦」に過ぎなかった。/いくらかでもこの内閣の身に染みる「国民的課題」として残るのは、10月4日に公明党の斎藤達夫代表が高市新総裁につけたという次の4点の注文ぐらいのものだ。/いわく、1.「靖国神社参拝を巡る歴史認識・現実に外交問題に発展してきている。」2.「自公連立政権の枠組み拡大・日本維新の会が提唱している副都心構想には大きな疑問をもっている」3.「政治とカネの問題・自民党派閥裏金事件の処分や企業・団体献金の規制強化の推進」4.「外国人政策・共生に向けた政策協議が必要」ということであった。北海道新聞10月5日号1頁の記事「公明、連立継続へ懸念継続」による。/私も現実的にはこの斎藤発言程度にしか新内閣には期待しない。
2025-10-04 16:15:00
参政党が日本での移民問題を参院選の最大の話題にして、集中的な高度当選率を挙げ、最近の自民党の新総裁選では、日本での移民問題を最大の争点にした。それにしてもそれに先立つ10年間、日本のジャーナリズムの話題として、さほど注目されてはいなかったはず。ただ、コロナ時代に直接つながる自公・安部政権下では、いわゆるアベノミクスという政治・経済政策の中で、事実上、非常に画期的な移民拡大政策がとられていたことは誰もが知っている通り。「技能研修生」制度が多数の部門にわたって拡大された。しかし安部内閣は、これを日本の移民問題として真正面から国民的議論にすることは、極力回避していた。米国にトランプ大統領の政治・経済出現し、2025年に第2期トランプ政権が開始されるに及んで、先進国における一国の国民政治・経済の中で、外国人移民がどのような問題をもつかという「危機的・緊急的」問題が「世界化」することになった。(欧州ではすでにいくつかの先進国で危機的・緊急的問題となっていたのに。)我が国に2025年に巻き起こされた政争は、世界の先進諸国に軒並みに起こっていることであり、当然に国際的・かつ国内的に、真正面から議論すべきことである。最近文春オンラインに提起された会談「激論!日本人ファーストを問う。それは日本人の心の叫び゜びか、それとも排外主義か」は、白眉の内容である。私はさっき近くのコンビニに行って、文芸春秋10月号を買ってきた。その94-103頁に、『激論!日本人ファーストを問う』が掲載されている。安藤裕、毛受敏浩。堀 茂樹という三者の対談だ。ここに今日本国民が、論争を出発させるべき日本の移民問題の論争の構図がくっきりと示されている。自民党の新総裁は決まったようだが、総裁選での移民論争は内容の空虚なものであった。新総裁は、この「激論」をどう思うか、早急に政治的態度を明瞭にされよ。かつ、アベノミクスでの「日本の移民政策総括」をまずまじめに実行されよ。それが出発点だろう。