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降ってわいたような「べネズエラ問題」。いま道新で、1月4日の記事と、1月5日の記事を、精読している。/テレビのほうは、1月4日には、ごく短いスポット的報道があったきり。1月5日になっても、この事件だけ取り上げて1時間、あるいは2時間、放映するのは、BS日テレ、6.58から1時間と、BSフジ、8.00から2時間、この2本だけとは、いかにも手薄い態度だな。たとえ時間的に少し遅れてもよい、長時間の深堀り報道が期待される。//この「ベネズエラ問題」は、「政治算術」としては、米国のトランプ氏が覇権を得た構図と、同じ構図だ。「グローバルな政治・経済の構図としては、繁栄している国家的経済が、同時に極端な貧富の格差を招来していて、ここに覇権者・トランプ氏が現れて、貧民の救済者・貧民の味方として、革命的政治をする」という構図だ。/この場合、このトランプ氏の政治算術を根本的に吟味・批判できる言論でなければ、さきっぽのベネズエラだけどんなにいじくっても納得のゆく言論にはならない。/2025年のトランプ氏に迎合している輩が、2026年にこのトランプの政治算術の先っぽの案件にどの程度向かい合えるものか、先はしれている。むろんトランプ氏の政治にしかるべき時代の正義があれば、その部分はまちがいなくきっちり取り上げて評価することだ。それをやらねぱなるまい。//道新1月4日号、4頁に、「トランプ氏に三つの壁」として、「1.米国に迫っているインフレにどう対処するのか、2.トランプ氏の対中国交渉が、関税交渉上の米国の弱腰・レアアース問題での中国からの妥協の様子、となにやら腰が引けてみえること、3.2025年前半に世界中のたいていの国に一方的な高関税政策を仕掛けて、まかり通ったが、米国最高裁がトランプ氏のやりかたの「不法」を咎めてくる公算がみえること」という三つの壁に、いままたベネズエラ問題の処理の問題が加わっている。//それにしてもここだけいかに深く掘っても、そのおおもとの、トランプ氏の政治算術の根本的分析、端的には、トランプ氏が従来の欧米の絶対的リベラリズムを批判して現れていることの十二分の分析、がどうしても必要なことは変わらない。(早い話、道新のこの点に関する見解は、どうなの?)