インフォメーション

2026-01-05 12:53:00

降ってわいたような「べネズエラ問題」。いま道新で、1月4日の記事と、1月5日の記事を、精読している。/テレビのほうは、1月4日には、ごく短いスポット的報道があったきり。1月5日になっても、この事件だけ取り上げて1時間、あるいは2時間、放映するのは、BS日テレ、6.58から1時間と、BSフジ、8.00から2時間、この2本だけとは、いかにも手薄い態度だな。たとえ時間的に少し遅れてもよい、長時間の深堀り報道が期待される。//この「ベネズエラ問題」は、「政治算術」としては、米国のトランプ氏が覇権を得た構図と、同じ構図だ。「グローバルな政治・経済の構図としては、繁栄している国家的経済が、同時に極端な貧富の格差を招来していて、ここに覇権者・トランプ氏が現れて、貧民の救済者・貧民の味方として、革命的政治をする」という構図だ。/この場合、このトランプ氏の政治算術を根本的に吟味・批判できる言論でなければ、さきっぽのベネズエラだけどんなにいじくっても納得のゆく言論にはならない。/2025年のトランプ氏に迎合している輩が、2026年にこのトランプの政治算術の先っぽの案件にどの程度向かい合えるものか、先はしれている。むろんトランプ氏の政治にしかるべき時代の正義があれば、その部分はまちがいなくきっちり取り上げて評価することだ。それをやらねぱなるまい。//道新1月4日号、4頁に、「トランプ氏に三つの壁」として、「1.米国に迫っているインフレにどう対処するのか、2.トランプ氏の対中国交渉が、関税交渉上の米国の弱腰・レアアース問題での中国からの妥協の様子、となにやら腰が引けてみえること、3.2025年前半に世界中のたいていの国に一方的な高関税政策を仕掛けて、まかり通ったが、米国最高裁がトランプ氏のやりかたの「不法」を咎めてくる公算がみえること」という三つの壁に、いままたベネズエラ問題の処理の問題が加わっている。//それにしてもここだけいかに深く掘っても、そのおおもとの、トランプ氏の政治算術の根本的分析、端的には、トランプ氏が従来の欧米の絶対的リベラリズムを批判して現れていることの十二分の分析、がどうしても必要なことは変わらない。(早い話、道新のこの点に関する見解は、どうなの?)

2026-01-05 06:26:00

クーリエ・ジャポンが最近続けざまに配信している全記事を、至急閲覧・検討されるがよい。たいていの日本人は、このような「実情」を夢にも知らなかったのではなかろうか。なお詳細をこれら配信記事自体に当たって、吟味なさるがよい。日本のジャーナリズムも、詳細を取材をなさるかよい。

1. ベネズエラの国営石油資源は、近年日産100万バーレル程度と低調であった。2010年代初頭には日産200万バーレル程度だった。ベネズエラ自体では、自国の石油インフラを改善・維持する膨大な資金を調達する力がない。

2. 米国の石油会社であれば、膨大な投資を行って、ベネズエラの石油インフラを改善する力能がある。

3. 30年以上も続いたベネズエラのマドゥーラ氏およびその前任者の独裁権力は、今では中南米の諸左派政権からすら、批判されている。

4. 近年、マドゥーラ大統領は、にわかに規制緩和・外資による投資拡大の自由化政策をとったが、これが当たって首都の経済は活況を呈し、一部市民層の富裕化をもたらした。

そういうわけで、最近のベネズエラは、いわば「中南米の熱帯『中国経済』だ」と批評されている。ちなみにベネズエラは、南米大陸の北端に位置する大国である。//このクーリエ・ジャポン配信記事が暗黙に示唆しているストーリーは、トランプ氏の今回の挙動は、貧困に喘ぐべネズエラの国民のために、ベネズエラの「偽りの政治・経済」からベネズエラの支配権を米国が手に収めて、米国の保護下に置いた、ということではないか。つまり米国におけるトランプ政治の縮図をベネズエラに描いたということであろう。

 

2026-01-04 08:42:00

1/4 FNN online ニュース配信の記事。トランプ氏の記者会見をまとめた記事である。

 まあ、要点は下記の通り、ひどい内容だ。

1. ベネズエラ大統領夫妻を、米国は、ニューヨーク州へ移送した。

2. ニューヨーク州で、米国国内法によって、ベネズエラ大統領を裁く方針である。

3. ベネズエラが犯した重大犯罪とは、ベネズエラ政府が、麻薬という、重大な兵器にも比すべき凶悪な武器を用いて、米国人20万人とかを、殺害したことである。

4. ベネズエラで、次の政権が正式に発足するまでの間、米国がベネズエラの面倒をみる。。

5. ベネズエラの石油施設は、米国の石油会社が、面倒をみる。

6.  2025年にノーベル平和賞を受けた、ベネズエラ野党のマチャド氏は、ベネズエラ国民の信頼がないので、政権を担当させるわけにはゆかない。

//トランプ氏は、この暴挙により、米国民の歓心を買うつもりであろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2026-01-04 05:59:00

1/3 毎日新聞の配信ニュースで、トランプ氏がベネズエラのマズーロ大統領夫妻を捉えて国外に移送したのではないかというびっくり仰天の話。米国がまるで当然のように「国際警察権」と「国際司法権」と「独立国への軍事行動を当然とする」やり方が、極限まで進んだというわけだ。/ちなみにベネズエラ政権は「反米左翼」で、政権側は、「トランプは麻薬取締を名目に、実際はベネズエラの石油資源を私したいのだ」と非難している。/どういう面から考えてもトランプの大変な暴挙だが、トランプは2025年来、「トランプ・アメリカフアースト」の策動が明らかに多方面から挫折しつつあり、この米国内での自己の権力の挫折の見通しから、急遽国内・国際社会の目を「別の話」に逸らせようという「ショック療法」の疑いが濃い。//

2026-01-03 21:12:00

昨年1年、道新と朝日を毎日見てきたが、端的には、2016年以来明瞭になってきた国際リベラリズム「反省」の世界的思潮にどう竿を差すかが目下の肝要事かと思いますよ。ここが第一の問題提起にならぬ議論の構成は、今の時宜に合いません。/その点で、道新の紙面よりは、朝日の紙面の方が、連日問題提起の意識が強く、私なぞもついつい朝日の記事に誘発されて、何か書くことが多かったのでした。/そこで、と言っては何ですが、今日の朝日の7頁に、ある歴史家が、歴史を顧みて何事か考えるという気風が現在にあっては世に不足しているようだと、1頁に亘って嘆いています。「過去の年月の経験を整理して物語にして、これを将来のモラルにする」という書き出しで始まっています。/失礼ながら、これはダメですね。日本の中等・高等・の歴史教育でもこんな「警世」は「舌足らずだ」。これは「歴史を物語としてまとめて、教訓にする」という「イストワール」(歴史、それも物語日本史のような奴)の考えで、中学ぐらいの歴史の授業でやるんじゃないか。司馬遷の歴史観の次元ですね。これだと国王の治世が歴史の区分でしょうな。まあ英国史だと、「ヴィクトリア女王時代」というような区分で、日本史だと、はあ、大正時代などというのがそれか。高校くらいになりますと、今度はヨーロッパの歴史家などが引き合いに出されてきて、「歴史は時代の出来事の個性を見分けるのだ」などと、同じく「歴史的物語」でもなんやら自然主義文学みたいになってくるから、「教訓」というよりなにやら「情感」のある歴史記述が「賞味」されます。「フランスの市民革命」と「イギリスの市民革命」では「なにやら違う情感」を生徒も感じて、歴史が好きになったりするのですね。そして大学生となると、史的唯物論などという仰天の歴史に学生は出会うわけですね。大学の史学概論という講義で「世界観論」という「史観」を考えるように仕向けられるわけだ。どうして現実に行われている日本の歴史教育の諸様相を単純化なさるのかな。

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