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2022-10-20 18:54:00
長澤『三省堂漢和辞典』の説明の要点を追いながら、考える。同書5ページで、「漢和辞典の引きにくい理由として、漢字の画数がよくわからない」とされ、小学校教科書に使われる筆写体(教科書体)と中高用に使われる活字体(明朝体)と、生徒が出会う漢字の字形が違うから、漢字の画数が違ってくるという問題を提示された。一般に漢字の違う字体を問題にすれば、字体によって画数が違ってくるのが当然でありましょう。/ただ、現実論としては、漢和辞典側が配慮してくれていれば、「画数の問題」はあまり問題にしなくて済むのではなかろうか。漢和辞典が漢字(親字)の書き順を示していてくれれば、そして学習者がふだん文を書くときに漢字の書き順に非常に配慮していれば、画数の問題はなんとかなるのではないか。
2022-10-20 09:15:00
今日の北海道新聞には、「五輪汚職ADK社長贈賄疑いで逮捕」(1ページ)ほか、数か所で東京五輪関係汚職の記事が出ていた。/オリンピックが政府や自治体の財政のみで行うには到底かなわぬほど巨大化し、オリンピック運用費用を「民間協力企業」に巨額の費用を出させることで解決しようという「ありよう」が前面に出てきたのが、前回リオ・オリンピックのときからだったと聞いたことがある。今回東京オリンピックは、そういう「民間協力」が当然のように前提とされたわけだろう。こういう「民間協力企業」を企業の申し出に応じて分野をわけて細かく指定するありようが「広告」、こういう大きな運動の中心にいるのが、電通、いま新聞で盛んに報じられる高橋というお人は、この電通の元幹部。ここで言われている「広告業」は、従来の国語でいう「広告」のイメージを大きく変えるものだろう。/私、東京オリンピック誘致の際に、国立競技場が問題になったときのことを図らずも覚えている。当初森会長は、現国立競技場をそのまま生かすと言っていた。しかし実際には建て替えることになった。当時安倍首相健在。新しい国立競技場で安倍首相が東京オリンピック開会の獅子吼をするという夢を託したものかもしれぬとおもったが。/オリンピックのような巨大行事、やりかた、運営方法、実行組織など、見直してよいときではなかろうか。
2022-10-20 08:41:00

北海道新聞10月20日号1ページ「首相『民法の不法行為も』 旧統一教会問題解釈、1日で変更 解散請求要件」。18日の参議院予算委員会で、野党議員の質問に対し岸田首相が答弁していたのを聞いた。「民法の不法行為は含まないのか」という質問に対して、岸田首相は刑法違反などに限られ民法は含まないと、答弁していた。現宗教法人法がこれまで運用されてきた過程では、刑法違反の場合しか、解散請求要件にしていなかったという「現実」に基づくのだというが、ここは国会の場で、宗教法人法を変える立法もありうることで、野党が現にこういう質問をしており、与党ももし賛成であれば、全会一致での立法を構想するのも不思議ではなかろう。そもそも岸田氏は自民党総裁でもあるはずだ。なにやら岸田首相が言葉の上だけの答弁をやっているように聞こえて、感じが悪かった。この件はあまりにも有名になっていて、国民の多くがこの議会でのやりとりを聞いた場合、話の隅々まで見当がつくことだ。「どんな答弁をしようがどうせ与党多数の現実は岩盤のように固いから、かまわないんだよ」と岸田氏が思っていたとしたら、とんでもないことだったろう。/幸い政府自民党内にこの答弁を修正する良識が働き、答弁は1日で変更されたという「事件」。

2022-10-19 20:39:00

長澤氏の『三省堂漢和辞典』の要点を追いながら、説明を続けます。例1.「相」、例2.「季」では、例1が親字の「左側」つまり「木」偏で引く例、例2が親字の「上側」つまり「*」(残念だがこの文字が出せません)冠で引く例、です。大胆に言えば、「部首」で引くとは、おおざっぱには、偏旁冠脚という部首を手掛かりに引くということで、「偏」「冠」の二つが一番ポピュラーな部首だろうと。さて他はどうなるのかというと、「旁」「脚」その他について、ややこしい例を出しておられる。要するに「偏冠」ほど楽ではないようです。例3.「賀」。上半分の「加」に当たる部首がないから、下半分の「貝」という「脚」部で引くことになる。ところが「貝」が「左上」に来る漢字と「下」に来る漢字がある・ここでは「貝」という脚が「下」に来る部首のほうを選ぶということらしい。例4.「嗣」。左半分も、右半分も、該当する部首がない。左半部のさらに上半分の「口」で引くんだという。(「口その他」で引くのだという。)例5.「啓」。私、この説明はよくわからない、まず上半分の「*」は部首にない。下半分に「口」があるが、「口その他」ではだめだ。そこで上半分のさらに左の「戸」の七画だというんだが、ちょつとピンとこない。例6.「米」。これは左右にも上下にも分割できないから、「米」の全体を六画の部首の中から探すのだと。あえてぐじゃぐじゃ書かざるを得ないが、どうも「偏」「冠」以外は、なかなか大変で、試行錯誤しながらこういうことに慣れてゆくしかない。そしてなおかつこの長澤氏流が、「最善の試行錯誤」だと私が信じるというしかない。

 

2022-10-17 20:48:00

長澤規矩也『三省堂漢和辞典』6--7ページの要点を紹介します。

まず、漢字を左右か、上下かに分けられるかどうか、考えてみます。分けられたら、左半分(偏)か、上半分(冠)かが部首にあるかどうか捜してみます。

例1. 「相」。左右に分けると木と目とになります。そこで「木」が四画ですから、部首索引の四画の中で「木」を捜します。「木部」が427頁から始まっていることを知り、それから、「目」が五画ですから、次に枠の外--「柱」とよびます--で、【木(左)】の5を見つけます。430頁の第三段にみつりました。(このあと奇妙な説明が追加される。「相」のすぐ下に「もと目4」としてあるのは、普通の漢和辞典では「相」は木部4、つまり木部四画になつているんだと。なぜかというと、「相」というのは、木に登ってみるとよく見える、ということからできた漢字だからだそうだ。しかしこんな具合に漢字の「本来の意味が分からないと部首の判別ができない」のでは、初学者には判じ物みたいなものだろうと批評。長澤氏は、「見た通りの木部」で引く発想で、初学者が漢和辞典を使いやすくしているのだという。)例2. 「季」。上下に二分すると「*」カという冠と、「子」という脚に分かれる。部首索引で、この「*」カは、498ページとなつている。足の「子」は三画なので、500ページの第三段に「季」を見つける。そのすぐ下に「もと子5」としてあるのは、「季」という字は、末っ子という意味で、従来この字は、だから脚の「子」の側から引くのだとされていたことを表す由。この辞典ではそう引いてもちゃんと出てくるが。初学者はこの字は「*」カという冠から引くのが自然に感がられはしないかというのだ。(次回に続く)なお上記「子」という字は、二画でなく、三画である。辞典に「子」の書き順が示してある。それを注目すると、はあ、三画なのだ、ということがわかる。