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2017-03-05 23:22:00
「回り番」だとかで、今度町内会の班長をせざるを得なくなった。「何区何班」という単位である。実際にはもっぱら家内がすることになる。★町内会の会合に「班長引継ぎ」ということもあって、今度出席することになる。その町内会の会合で、班長に「出席交通費」4千円を出すそうだというのだ。町内会館は5分も歩いたところにある。★家内は怒って、そんな出席交通費なぞどうしてつけるのかという。どうせその4千円は「年一回限りのものだろう」と批評したが、それにしても「そんなものが出るいわれがない」と息巻けば、そうかもしれない。何しろ町内会館は目の前にあるのだから。★お隣の奥さんは、それは市から金が出ていて、出席交通費もそこから出るのだろう、という。しかしこの理屈もおかしい。市が「業務移転によるしかるべき予算」を町内会に出しているのはその通りだろうが、どの金がどこへというものではあるまい。そもそも町内会の予算が、町内会費収入以外に「市からの委託費」も含めている。町内会によっては、その町内になにやら得体のしれない名目の「納入金」を少なからず取っている例は多い。町内会もまたひとつの事業体である。★子供が話題のついでに町内会長や有力な諸役員にはどういう「手当」があるのか、ネットで調べた。町内会にもよるかもしれないが、「意外な」そこそこの手当てが町内会長に、諸役員にはそれよりは低いが、それでも「年4千円」というレベルではない手当てがでいるのが「相場」だと。★私は家内に言った。その「4千円」に怒っていたら、この国と社会には住めないかもよ。なにしろ国と社会が挙げて「何かにたかる」たかり構造の国と社会だ。そのたかり方は上へゆけば行くほどきつくなる。このたかり構造と無縁の人は、人口の何割という程度しかいないのだ。いま話題の文科省の天下り、豊中市の国有地払下げ等々、「上の方」でたまたま話題が起こったことにすぎない。★shame そもそもこの町内会組織だって、戦時中に大政翼賛会が活躍したころに成立した「隣組」が起源だ。組織的にいいかげん制度疲労をきたしている。もっともPТAも制度疲労をきたしているけどね。国家と社会をこのような面から根本的に見直す時期に来ているのかもしれない。
2017-03-02 23:25:00
前回、公益的内容の事業をいま株式会社がおこなっていることへの、根本的疑問を示した。ところでいま問題になっている大阪・豊中市の某私立小学校のはなしは、連日疑問点が思いもかけないほうへひろがってゆくので、はっきり言って第1級の国家的問題になっている。★それにしても国民は、国有財産というもののありようについて「高嶺の花」で、国有財産への知識は極めて限られている。国有財産中で金融的な性質のものについては国民はそれなりに理解できても、国有地のような土地資産についてはさう考えたこともないのが実情であろう。今回の一件は、その国有地が、国民一般から見ればじつにずさんで、情実が多くて、あいまいと思われる仕方で、某私立小学校に融通されている話である。★国有地とはこのようにいい加減に管理・運用されているものなのか。国有地を払下げなり、賃借なりして使っている事業体がこんな不可思議な「事業の機会」をよくまあ容易に得られるものだとただあきれる。★国は納得のゆくような調査で事柄の全貌を早急に明らかにしないようでは、誰も政治を信じなくなるのではないか。もっとも、いまあるのは「政治」ではなくて、もっぱら「政商」なんだというのであれば、なにおかいわんやであるが。
2017-03-01 22:19:00
このままでは、日本丸は転覆してしまう。いまの日本にとって金利上昇が経済システムを激動に追いやることになる。他方、現在の米国トランプ政権のやりくちだと、トランプ氏の経済政策が長期には何を生むかは未知数であっても、短期には急激なインフレと金利上昇を米国にもたらす可能性がある。トランプ氏の米国経済が日本経済に突如金利上昇をもたらすことが懸念されるのだ。★この懸念に対する対策といっても、困るなあ。★日本はもう一切、いまの米国にかかわらないほうが良いのではないか。
2017-02-25 15:38:00
今日、北海道大学の入試です。合格発表は3月7日だと言われます(私の記憶違いで、8日かな)。いずれにせよここ10日間ほどが、北大受験生には運命の時期でしよう。★受験生の父兄の中には、今のうちにアパートを予約してしまおうとする人が現れます。(でも、契約条件が怪しげになるので、おすすめは出来ません。)北大の付近でアパートを探せば、部屋代だけで4万円とか、5万円とか、なるのが相場でしょう。★当アイランドコーポに来ませんか。8.5畳の洋個室、月1万5千円で提供しますよ。(水道代と共益費 小計5千円をプラスすると 月2万円になる。9.5畳の広い部屋がよければ月1万8千円です。駐車料は月1万円です。)★北大周辺に住むのとの違いは、南北線中の島駅から、同じく北18条駅(または北12条駅)まで10数分間地下鉄にりることになるだけです。月6-7千円の地下鉄定期券を買うことになりますね。ところでこの中の島駅から北18条駅の間に、札幌駅、大通り、すすきの、中島公園という市内主要な場所を経由することになるので、この地下鉄定期券1枚あると普段とても便利ですよ。居住費を激安にした分、札幌市内観光にも費用を当ててくださいませんか。ご興味があれば「お問い合わせ」欄にメールしてください。
2017-02-25 15:07:00
前回、最近の経済社会の現象の中に、「損をしても儲かる」とか、「公益的内容の手数に対しては料金をとらない」というような現象があると書いた。これは端的にはグーグルを指している。グーグルの検索に対して、グーグルは料金を取っていない。(それはある種の広告掲載の仕方でじつはグーグルは儲けているのだという人もいる。)ウイキペディアというネット上の百科事典はどうだろう。項目を引いて、内容を読むのはタダだろう。(特別の基金組織があるんだという人もいる。)UNIXという系統は多くのエキスパートが無償で参画して成立し、UNIXは無償で利用されている。などなど。従来であればかなりの料金を伴ってもおかしくない技術が、人々に無償で利用されている。これはIТという領域が発展した結果起こっている事柄で、ありようによっては「無償で利用できる公益事業」がこの領域では今後ともいろいろできるだろうと思われる。★こういう事業主体が「株式会社」である場合、株式会社の公益性を時代に併せて考える新たな機運になるだろうと、私は考える。グーグルが公共図書館に所蔵されている書籍をコピーしてそのデータを大衆に提供しようということを考える時(なに、もうすでにかんがえているわけだが)、「公益性」というものの内容をどう評価するのかは、喫緊の課題となっている。★このような現実が目の前にあるからこそ、株式会社の公益性という歴史的にはずいぶん錯綜して現代に至っている現象を、いま考えるはずみ、きっかけ、があると私は考える。遺伝子の方面にも同様の事例がある。