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2019-01-27 22:26:00
雪道の登下校サポート(2)。しかし、(1)でわたしが書いたような「脇道除雪計画」であれば、必ず大きな不満がひとつ出てきましょう。★どうして同じ町内会で「脇道」に面する世帯だけが、「敷地に積んだ雪を業者に持ってゆかせる」とか、「自己の敷地内で、自費で、融雪機で雪を溶かす」とか、特別の努力を強いられるのかという点です。どうして表通りの車道に面している家庭は、同様の義務を課せられることがないのか、と。★ここから、この問題の本当に困難な事情が、表立って現れてきます。★実は車道に面している家庭も、多くの場合、自家の敷地の雪を道路のほうに押し出してきて、路端に積み上げてしまいます・市の除雪車が道路を平らにして掻き出した雪をどさっと路端に積み増すが、多くの家庭も自家の敷地の雪を路端に積み足しています。たんに路端にその程度の収容能力があるがゆえに、「万里の長城」のようになった路端の壁が「許容」されているだけです。そして地区の小さな排雪車が車道の歩道を排雪してこれまた路端に雪を積み足しております。★いったい北海道には、何十年も前から「確固とした雪かきの習性」があります。雪で困っているのだから、空き地に雪を捨てるのは「やむをぬ当然」だという習性です。(それだから、市の公園はいつも雪の捨て場なる。町内会がある程度の妥協策を示しているのがふつうですが。)道路にぼんぼん雪を捨てるのはやむをえぬ習性だと。路端に堆積した雪に自家の雪を積み増すのは、これまたやむをえぬ習性だと。★雪の道具というと排雪用トラクターしか持っていないというお人が珍しくない。この機械は雪を移動させたり、押し付けたりする役に立つだけで、根本的に雪を溶かしてしまう働きはない。車道に面する世帯のなかにはかならず一軒や二軒、このトラクターを持っていて、自家の前の庭をこの機械ですっかり掃き清め(さて、その雪はどこへ持ってゆくのでしょうね)ております。営業用駐車場にしているわけです。融雪機とか、ロードヒーテングだとか、非常に少ないんですね。★この北海道の「確固とした雪かきの習性」に、まず反省の機運がなければ、何事もなりますまい。★「脇道」の件も、従来の地区の発想なら、「なに、排雪車で排雪して路端に積む」でいいではないか、となるだけのこと。脇道に面している家庭がそういう雪を路面に押し戻してくれば、もとの混乱状態。そもそも路端というほどの路端が存在しないのが脇道です。脇道では雪をおく場所がない・雪の逃げ場がない。「確固とした北海道の雪かきの習性」は、車道がわの世帯がその模範を示しており、脇道の住人もまた北海道人なのです。★なにかいい知恵はないのか。
2019-01-27 13:50:00
雪道の登下校サポート(1)★現在札幌市は厳冬期であり、児童の登下校サポートは、できることであれば、すぐ開始してよいはずだ。★この点についての車道側除排雪の問題点は、端的には、四つ角に雪の高い堆積物を作らないという「合意」を地域ですればいいだけだ。市の除雪車は四つ角に生じている堆積物があればそれを除雪のさいに優先的に取り除くことだ。また車道であれどこからであれ、この箇所に雪を寄せないという地域「合意」をしておくことだ。★最大の問題は「脇道」のほうであろう。現在札幌市の除排雪努力は「脇道」に対しては車道の1割にも満たない工夫しかしていない。まず、脇道であっても、そこの雪を運び出すことだ。脇道最大の「雪」問題は、捨て場がない雪が脇道に大量に溜まってしまっていることである。(試みにいま脇道の状態を観察されよ。多くの場合、雪が路面に凸凹に大量におかれていて、ここを通学路とする児童生徒は、まるで、雪中の奥山をふらふら歩く子ウサギのようになってしまう。)★脇道の通路側に所在する各世帯の「除雪態度」が大問題だ。多くの家庭が自家の敷地の雪を大量に道路に押し出している。(各家庭自体の敷地に雪を置く余裕が乏しい。)★「非常にうまいっている場合」はどうなっているかというと、(1)その世帯は敷地の雪を小山にしておいて1週に1回程度、自費で排雪業者にもっていってもらう。その費用は1シーズン10回5万円程度。★(2)灯油で動く自家の融雪機を持っていて、自家の敷地の雪を敷地で溶かして、マンホールに流してしまう。この(1)(2)を併用すれば、自家の敷地の雪(脇道の狭い歩道の雪も含めて)はほとんど解消する。現在でもこのようにしている家庭もいくつかあって、その有様は、第3者が観察すれば一目でわかる。このような場合、その家庭の前面の「脇道」もたいていは平板になっている。★わたしはすぐできそうな「政策」としては、「脇道」に面する家庭に対して、敷地の雪を路面に出さないように要望するとともに、それらの家庭の排雪費を半額、市が負担するか、あるいは市が週1回雪を持ってゆくか、するがよい。また、脇道に面する家庭で融雪機を動かす家庭には、融雪機の半額補助をするがよい。10万円くらいのものか。この(1)(2)の処置を併用する場合、灯油消費量はそれほどにはならぬ。★さらに「通学路」という表示をしかるべく掲示し、とくに四つ角は、ここが通学に使われる頻度が高い場所であることを掲示するがよい。とくに交通信号を工夫するのもよい。★また特に積雪寒冷の時期の登下校は、なるべく集団化し、児童によって「使う経路」を前もって決めておき、通学途中万が一の事態の時には「駆け込む家」を決めておくがよい。(日本ハムフアイターズの応援旗を掲示している家とでもしておくか。むろん緊急事態が起こったときには、その家庭はすかさず救護事情を学校とその子の家庭に電話連絡することだ。)★少し機敏な行政官がいれば、このぐらいの緊急策は短い時間で立つのではないか。頼みますよ。
2019-01-27 09:51:00
2019年1月27日・日曜日・積雪なし・朝方晴れ・札幌。★たいへん穏やかな朝。あるいは本州がたいへんな天候なのかもしれないが。
2019-01-26 05:29:00
従来「当然」のように行われてきた、児童の登下校サポ-ト。小学校の先生方の手によって、そして、保護者たちの分担によって。★むろん中学生の登下校も含まれるが、しかしその必須度は小学生、とくに低学年の児童が高い。★これは日本全国の津々浦々で、毎朝毎日繰り広げられている「ひんどい」営みである。今回中教審答申は、これを「地域社会の支えで行う」という考えを打ち出した。理由は言わずと知れた教員の労働軽減(そして保護者のご苦労軽減)。★従来の地域社会が果たしてそのままの姿でどれほどこの課題にこたえられるものか、おおきに議論と「態度変更」を必要とするところであろう。いまわたしは、「雪道の登下校サポート」という課題に特定して、現在のような厳冬期を念頭に、「地域社会の従来の考え方と現状」を変えたほうがいいという提案を行う。どうぞ中教審もこの政策を進展する文科省や官邸も、この「簡単な」指摘を読んでください。★冬季厳寒期札幌市は、日常猛烈に降り積もる雪を、市が委託する除雪車が随時道路を排雪して路端に積み上げる作業をしている。(この路端に堆積する大量の雪を市の作業車が現場から持ち去るのは、冬季間に数回と限られている。)車の通行が多い「表通り」の道路は、車道と歩道に分離されているが、市の作業車は「表通り」の車道の除雪処理が主で、「歩道」の「除雪」は、住民も行うが、地域の排雪車が「車道」の路端に積み増し、さらに各世帯の前にも積んでゆく雪を各世帯の住民が処理する、というぐあいになる。(非常に多くの住民は、自家の敷地内に降り積もる雪をそのまま車道の路端、時には車道の路上、はなはだしくは車道向かいの堆積に押し出してくる。)こうして車道の路端は雪の体積で高い万里の長城が出来上がる。★こんな状態の厳冬期の通学経路を、児童生徒が無事に通り抜けられるものかどうか、お考えいただきたい。★第一。車道は除雪していても、「脇道」「裏道」の除雪努力は、市は車道の10分の1もしていない。しかし通学経路としては、「脇道」は大変に重要なのだ。第二。厳冬期車道で日常茶飯事となる「路端雪の万里の長城」は、「四つ角」(車道と脇道の交差点でもある)での視界を妨げることはなはだしく、児童生徒の思わぬ交通事故の原因となろう。まずこの二点の抜本的解決が、児童生徒の登下校に最低限の安全を保障するために必要と思うのだが、「対策」如何に。地域のみんなが考え、地域のお偉方にも考えていただこう。(折をみて続きを書く。)
2019-01-25 09:00:00
2019年1月25日・金曜日・曇り・札幌。★今朝の積雪は微量。今朝の天候は薄曇り。小康を祈る。明日から明後日にかけて寒気いっそう厳しく、大雪の可能性ありという。こういう天気予報は当たらないことを願う。★午後。気温マイナス2度。時々小雪。まあ小康だ。★明日の札幌は大雪ではないかという予想もある。★道新夕刊10頁。「中教審答申 教員残業減へ総合策」。教員の過重な労働時間を軽減するために、従来は聞かなかったような思い切った提案もしている。ひとつは、学校の部活動のありようの見直し。部活顧問を教員以外の世界からもってくるという考え。(わたしは以前この「お知らせ」で、部活を学校教育から切り離して、社会教育という領域を発展させるべきだと書いた。)部活時間そのものを抑制するという考え。いずれにせよ、現状よりはずっと良い。★今回、刮目すべき「地域化方針」が述べられている。従来は教員の責務とされていた「生徒の登下校の対応」と「放課後や夜間の地域見回り」を、地域社会に大きく依存しようという考え方だ。生徒の安全は保護者だけの責任ではない。地域の住民も、たとえ自分の家に生徒がなくとも、地域の生徒の学校生活を地域から支える日常の協力が大いに必要だと思われる。★ただ、従来の町内会の発想そのままでは、中教審答申の心は肩透かしを食うだろう。地域も。思い切って現状の地域のありようを見直して、生徒の登下校をサポートしようではないか。★これは全国津々裏裏にあてはまる画期的話題だが、とりわけ北海道のように苛酷な冬季の雪道を抱えるところでは、本州とは一味違う対応策を必要とするように思う。今が厳冬期であり、今こういうことを工夫して考えておかしくあるまい。もう一度書く。「雪道の登下校サポート」