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2019-04-29 09:17:00
2019年4月29日・月曜日・曇・札幌。★十連休の三日目。家族に、病院へ行きたい者が出たが、十連休が終わるのを待っている。★ソフトバンク対日本ハムの最終戦。札幌ドーム。午後2時。テレビBS朝日と、UHB。ラジオHBC、S.T.V。★今日の道新。13-14頁に道内中心の平成回顧年表。このほうがぐっと身近だ。★欲を言うと、北海道日本ハムフアイターズの平成史を回顧する表を、作ってほしい。その間ポピュラーだった選手、役員、解説者たちの写真入りで。
2019-04-28 13:08:00
2019年4月28日・日曜日・晴れ・札幌。★10連休の2日目。ソフトパンク対日本ハム。札幌ドーム。午後2時。テレビHBC、BS-ТBS。ラジオHBC、S.T.V。★今日の道新、平成を時系列的に、空間的に、回顧するようなまとめ記事が並ぶ。個人が平成を回顧する記録を作るときにいい参考になる。こうやって示されてみると、自分も忘れてしまった、ないしは思い出せない、多くの記憶があるんだな。「長期債務残高1105兆円」(5頁)、「IТ革命手の平に」(14頁)、「札幌圏の平成」(17頁)、「平成を振り返る<国内>」(18頁)、「平成を振り返る<国際>」(19頁)。★こういうことをするんなら、ウインドウズもまとめて回顧したらどうだ。私は「普游舎」の「2017ウインドウズ100%最終号」をもっている。これはウインドウズの20年間を回顧総括していた。
2019-04-28 00:41:00
私が特に万葉集に詳しいわけではない。大学1年の時に取った教養科目の国語で、万葉集をテクストにしていた。講師はアララギ派の歌人といわれる扇畑忠雄という人。巻頭第一巻第1号(国歌大観第1号)雄略天皇御製をまず講義なさった。★籠もよ、み籠持ち、堀串もよ、み堀串持ち、この岡に菜つます子。家宣らへ。名宣らさね。空見つ大和の国は、おしなべて吾こそ居れ。しきなべて吾こそ座せ。吾こそは宣らめ、家をも名をも★私がこれを引用した折口信夫訳『万葉集』河出書房新社、平成三年の7頁は、折口先生が現代語訳して示している。私が学生の時に習った本は、どのような版だったかももう忘れてしまった。★歌の意味はたいへんはっきりしている。天皇が岡で会った娘に「じゃれている」やりとりで、僕は天皇だが、君は誰だい。君の電話番号教えないかと言っているようなもの。★私の記憶では扇畑先生は「堀串(ふぐし)、箆の意」のところにいやにこだわって、この「ふ」というのは現代にはない発音で、強いて言うと「ぷ」に近い発音だという考証を延々と話していたのが印象に残っている。★その後の人生で私は取り立てて万葉集を学習したことはない。せいぜい岩波新書『万葉秀歌』を手にしたぐらいのものだ。★それにしても新年号を万葉集から採ったというから、機会があればもう少し万葉集に親しんでみようと思う。
2019-04-27 08:39:00
2019年4月27日・土曜日・曇・札幌。★10日続く連休の第1日。あいにく小寒い日が数日続くらしい。ソフトバンク対日本ハム。3連戦の初日。海外旅行も国内旅行もしない身には、野球観戦は数少ない楽しみ。札幌ドーム。午後2時。テレビNHK ラジオHBC、S.T.V。★万葉集はと言えば、手元に河出書房新社・日本古典文庫2・『折口信夫訳・万葉集・上』平成3年、があった。新年号「令和」の出所といわれるのは、その巻の五、「梅花の歌。32首並びに序」(156-160頁)らしい。大伴の旅人が書いた「序」は156頁に。「天平二年正月三日、師老の宅に集まり、宴会を述べつ。時に初春の令月にして、気清く風和やかに、梅は鏡前の装いを披き、蘭ははいごの香を薫しぬ。等々」(私が勝手に折口さんの訳の字句を替えた個所もある、そうしなければネットに書けなかったので)とあるところがそうだというのだが。それにしても出典が和書だというので、このように気軽に原書に(現代語訳となるが)あたることができた。この32首の中の8首目(国歌大観でいえば822番)と9首め、25首め、30首めは、主題に「梅」と併せて「雪」を詠んでいる。今日こ の頃雪が降るのは北海道ぐらいのものだろう。★我が園に梅の花散る。ひさかたの天より、雪の流れ来るかも(主人、太宰の帥大伴の旅人。国歌大観822)★ 梅の花散らくはいづく。しかすがに、この城の山に雪は降りつつ(大監大伴氏の百代、823)★春の野に霧立ち渡り降る雪と、人の見るまで、梅の花散る(筑前の目田氏の真上、839)★妹が家に雪かも降ると見るまでに、甚もまがふ梅の花かも(小野氏の国堅、844)。どうだ、今日の雪を眺めて万葉の頃を思うのも、乙ではないか。北海道のみなさん。★(梅花の散るのが降雪のように感じられる、というわけだが、822番だけは実際に雪も降っているのだろうか。いや、これもやはりレトリックだろう。)
2019-04-25 17:40:00
日本人の教養の基本とは、やはり日本語の知識と能力だろう。★この「日本語の知識と能力」を、どのような方面から充実してゆくのが「基本的」かは、意外と見解が分かれるかもしれない。★ここに紹介する話題は、「漢文訓読法」。★日本語表記の基本が、「漢字仮名交じり文」であることは、衆目の一致するところ。してみれば、日本語の標準的表記の基礎に「漢文訓読」が存在していることはいうまでもない。それゆえにわが国語科の中には、漢文と古文が久しく存在している。★このように「勇ましく」語ってきたが、ここで私の「恥」を打ち明けると、いまさら漢文を復習しようとしても、どうも長い間の不勉強で学習の「敷居」が恐ろしく高い。漢和辞典ですら、恐ろしく引きづらい。★それがこのほど目からうろこの落ちるような「手頃の」学習小冊子をみつけた。日栄社編集所『句形演習新・漢文の基本ノート』日栄社、平成28年。定価300円+税。私は例によって札幌市内のブックオフで、100円で買った。★63頁の薄い本だが、「ああ、これなら、私が再入門するのにも、敷居が高くない。」★第1章「送りがな」、その冒頭に、「日暮道遠」とある。おう、これこそが、私の今の心境そのもの。日暮レテ道遠シ。旧カナだから「ミチトホシ」と読む。(最近の漢文は現代カナで読む指導もしているようだが、旧カナで読むのも大事な教養だろう。)★以下少しく簡単にしよう。第2章「返り点」、第3章「読まない字・置き字」、第4章「書き下し文」(冒頭に述べた「漢字仮名交じり文とは、この書き下し文ということだ。)、第5章「文の基本の組み立て」、第6章「再読文字」、第7章「否定の形」、第8章「使役の形」、第9章「受身の形」、第10章「比較と選択の形」、第11章「抑揚の形」、第12章「疑問と反語の形」、第13章「感動の形」、第14章「仮定の形」、そして最後の第15章で「漢詩」の実例を示している。ああ、これは、日本語そのものではないか。★ここまで身を落とせば、誰でもスタートできる。そしてこの程度の基本があれば、あとは楽だ。同好諸氏はいないかね。英語教室があるように、漢文教室や古文教室もあっていいではないか。「旧カナ教室」というのもあってよいとおもう。現代かなを唯一の表記法と考えて安んじることなく、日本語の表現法を練りに練ってよいのだ。★むろん「万葉教室」という政府推奨のものもあっていいさ。★それにしても日本書記やなどは、「真名」の学習があって生きる文献だろう。軍記ものもそうさね。