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2019-04-30 09:11:00
2019年4月30日・火曜日・曇・札幌。★今日で平成という年号が終わる。おもうところあって、明日からは、このブログ(お知らせ)は、年号の使用をやめることにする。明日は2019年5月1日という趣旨で、「190501」のように表記することになる。★このところ「平成回顧」という話題が続いていた。パソコン回顧なら「ウインドウズ回顧」が欠かせないと思うが、AIの主流はもうパソコンではなくてスマホだろうという見識が主流なら、それも致し方ない。「インターネット回顧」が必要だろうという人が多くなるのだろう。★実は私は、ある意味でインターネット先覚者なのだ。時計を20‐30年昔に引き戻すと、当時はパソコン時代。ベーシックという言語を使っていた。私は当時パソコンのRS232Cポーという端子の箇所の利用に熱中していた。2台のパソコンが、パソコン同士の通信ができないかという考えに取りつかれていたのである。当時電話線を利用したパソコン通信(むろんこれもRS232端子を使って行う)が発達中であったが、それとは別にRS232C端子で直接にパソコン同士が繋がったらどうだろうと考えた。★電子回路を研究している友人にそのアイデアを話したら、「できるか、できないか、できてもどの程度できるものか、考えてみる値打ちはあるな」と同意してくれた。なお当時はパソコンの専門家などという者は世にない。電子回路の専門家などが、一番近い専門家たちの一つである。★むろん途中にサーバーを挟めば、ずっと容易だ。(そのサーバが高価だった)電話線を挟んでも、ずっと容易だ。(それが当時のネット通信。むろん通信速度は「這うように」遅い。しかしデータをセーブしたりアップロードしたりするのに、当時は当然のようにカセットテープを使っていた。これまたまさに這うように遅い。半日かかったりする。)★答えは、万が一これでつなげても、恐ろしいほど不安定である。途中にサーバを挟むしかないのだ。★こういう呑気なことを考え付くのも、当時のパソコンは何十台も一度につかっているとき、プリンター(これも高価だった)を使用するのに数台で1基のプリンターを併用していて、実際上プリンター使用は大混乱を来したものだったというありさまだからだ。★やれやれ、「平成は遠くなりにけり」かな。
2019-04-29 09:17:00
2019年4月29日・月曜日・曇・札幌。★十連休の三日目。家族に、病院へ行きたい者が出たが、十連休が終わるのを待っている。★ソフトバンク対日本ハムの最終戦。札幌ドーム。午後2時。テレビBS朝日と、UHB。ラジオHBC、S.T.V。★今日の道新。13-14頁に道内中心の平成回顧年表。このほうがぐっと身近だ。★欲を言うと、北海道日本ハムフアイターズの平成史を回顧する表を、作ってほしい。その間ポピュラーだった選手、役員、解説者たちの写真入りで。
2019-04-28 13:08:00
2019年4月28日・日曜日・晴れ・札幌。★10連休の2日目。ソフトパンク対日本ハム。札幌ドーム。午後2時。テレビHBC、BS-ТBS。ラジオHBC、S.T.V。★今日の道新、平成を時系列的に、空間的に、回顧するようなまとめ記事が並ぶ。個人が平成を回顧する記録を作るときにいい参考になる。こうやって示されてみると、自分も忘れてしまった、ないしは思い出せない、多くの記憶があるんだな。「長期債務残高1105兆円」(5頁)、「IТ革命手の平に」(14頁)、「札幌圏の平成」(17頁)、「平成を振り返る<国内>」(18頁)、「平成を振り返る<国際>」(19頁)。★こういうことをするんなら、ウインドウズもまとめて回顧したらどうだ。私は「普游舎」の「2017ウインドウズ100%最終号」をもっている。これはウインドウズの20年間を回顧総括していた。
2019-04-28 00:41:00
私が特に万葉集に詳しいわけではない。大学1年の時に取った教養科目の国語で、万葉集をテクストにしていた。講師はアララギ派の歌人といわれる扇畑忠雄という人。巻頭第一巻第1号(国歌大観第1号)雄略天皇御製をまず講義なさった。★籠もよ、み籠持ち、堀串もよ、み堀串持ち、この岡に菜つます子。家宣らへ。名宣らさね。空見つ大和の国は、おしなべて吾こそ居れ。しきなべて吾こそ座せ。吾こそは宣らめ、家をも名をも★私がこれを引用した折口信夫訳『万葉集』河出書房新社、平成三年の7頁は、折口先生が現代語訳して示している。私が学生の時に習った本は、どのような版だったかももう忘れてしまった。★歌の意味はたいへんはっきりしている。天皇が岡で会った娘に「じゃれている」やりとりで、僕は天皇だが、君は誰だい。君の電話番号教えないかと言っているようなもの。★私の記憶では扇畑先生は「堀串(ふぐし)、箆の意」のところにいやにこだわって、この「ふ」というのは現代にはない発音で、強いて言うと「ぷ」に近い発音だという考証を延々と話していたのが印象に残っている。★その後の人生で私は取り立てて万葉集を学習したことはない。せいぜい岩波新書『万葉秀歌』を手にしたぐらいのものだ。★それにしても新年号を万葉集から採ったというから、機会があればもう少し万葉集に親しんでみようと思う。
2019-04-27 08:39:00
2019年4月27日・土曜日・曇・札幌。★10日続く連休の第1日。あいにく小寒い日が数日続くらしい。ソフトバンク対日本ハム。3連戦の初日。海外旅行も国内旅行もしない身には、野球観戦は数少ない楽しみ。札幌ドーム。午後2時。テレビNHK ラジオHBC、S.T.V。★万葉集はと言えば、手元に河出書房新社・日本古典文庫2・『折口信夫訳・万葉集・上』平成3年、があった。新年号「令和」の出所といわれるのは、その巻の五、「梅花の歌。32首並びに序」(156-160頁)らしい。大伴の旅人が書いた「序」は156頁に。「天平二年正月三日、師老の宅に集まり、宴会を述べつ。時に初春の令月にして、気清く風和やかに、梅は鏡前の装いを披き、蘭ははいごの香を薫しぬ。等々」(私が勝手に折口さんの訳の字句を替えた個所もある、そうしなければネットに書けなかったので)とあるところがそうだというのだが。それにしても出典が和書だというので、このように気軽に原書に(現代語訳となるが)あたることができた。この32首の中の8首目(国歌大観でいえば822番)と9首め、25首め、30首めは、主題に「梅」と併せて「雪」を詠んでいる。今日こ の頃雪が降るのは北海道ぐらいのものだろう。★我が園に梅の花散る。ひさかたの天より、雪の流れ来るかも(主人、太宰の帥大伴の旅人。国歌大観822)★ 梅の花散らくはいづく。しかすがに、この城の山に雪は降りつつ(大監大伴氏の百代、823)★春の野に霧立ち渡り降る雪と、人の見るまで、梅の花散る(筑前の目田氏の真上、839)★妹が家に雪かも降ると見るまでに、甚もまがふ梅の花かも(小野氏の国堅、844)。どうだ、今日の雪を眺めて万葉の頃を思うのも、乙ではないか。北海道のみなさん。★(梅花の散るのが降雪のように感じられる、というわけだが、822番だけは実際に雪も降っているのだろうか。いや、これもやはりレトリックだろう。)