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2026-03-14 06:43:00

今、世界平和は、大きな岐路に立った。イスラエル・アメリカの連合勢力が軍事的にイランを先制攻撃し、イラン中心部を襲ってイラン最高首脳部20名ほどを戦死させた。これに対してイランも全面軍事反撃に入り、中東湾岸地域はいつ終わるとも知れぬ戦争状態になり、イランなどの湾岸諸国の原油の世界市場への搬出路であるペルシャ湾ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態となり、世界経済は主要な原油供給源との連絡を絶たれるという大恐慌状態になった。/アジア諸国も欧州諸国もなんとか原油を継続して入手したい。(イスラエル・アメリカとイランの軍事的敵対状態が続いていても、しかしその戦争に対しては距離のある世界諸国は、とにかく原油を手に入れたい。)/ところがそこで、「2つの苦肉の策」が提起された。この2つは、はっきりと、切り口が違う。だからここで「岐路」と呼んだ。/ひとつは、G7という集団がその議長国フランスのマクロン大統領によって宣言したもので、G7諸国連帯の行動でホルムズ海峡安全通行の保証をしたいと。(これが昨日の朝日新聞1面トップに出ていた記事である。)/ところがもう一つの宣言が、アメリカのベッセント財務長官によって行われていて、これはアメリカが有志国と連携してホルムズ海峡通行を護衛するという。(3/13 ネットにも載っている)/これは同じように聞こえるが、違うな。世界外交の姿としては、いま現実にはフランスが音頭をとってヨーロッパ勢を糾合し(スペインも大賛成だと。イギリス、ドイツも、同意すると。日本も反対はしていない。)、アメリカの協力を求めるとしてもG7の一員としてのアメリカという位置ずけである。この「集団」のほうがイランを説得しやすい。/ところがベッセント発言の設定では、世界の「外交集団」という点がまったく説得力を欠く。「有志国と連携」するだと。世界中はみな「有志国」という得体のしれない位置にあるわけで、ここに「集団性」が乏しい。もっぱら「トランプの集団」だ。/ぜひマクロン宣言の方で、イランとのかかわりを調整し、アメリカやイスラエルを「協調」させてほしい。/さきごろ、ドイツ首相と日本首相との20分の電話会談があって、ホルムズ海峡にたいする連合を話題にしたようだが、「ドイツと日本の連携」というのは穏やかではないな。ドイツはその後きっと、G7という集団で、同様の趣旨を達成しようということにしたのであろう。日本もまたG7の一員で、ドイツ同様に、G7による合意のほうか筋だろう。/ところで数日後、高市氏はトランプ氏と会談の予定になっているが、日本としての国際外交の道に誤りなきよう、願いたい。