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2026-01-13 06:16:00

地理学や地球論やというのが、そのまま地球破壊を止める学問分野ではないのです。唯物史観とか階級闘争史観が地球環境破壊を止める思想分野というわけではないのです。斎藤幸平さんの本が有名になったからといって、『資本論』が環境破壊をとめる議論をしているということではなくて、それを書いたマルクスという人が晩年になってから「資本の活動が地球環境を破壊している」ということに強い関心を抱いた、ということを斎藤さんが述べているということで、『資本論』がそういうことをもっぱら述べているというわけではないのです。/日本に環境庁があるから、日本政府が常に環境破壊を止める政治をしていると思ったら、それはおかしいでしょう。確かに社会的に環境保護運動が高まっていることが、環境庁という政府機関を設ける動機になったでしょうが、それは現環境省が常に全力挙げて環境保護の活動をしていることを即約束していることとは残念ながらつながっていませんよ。(はやい話、もし名前がそういう名前のものだけ設けさえすれば、役所でも学問分野でもですが、それだけでことがなるとお思いか。環境省は日本政府の環境行政を一本化して担当する政府機関だ、というにとどまりましょう。)結局、人間が自分本位の活動で環境を破壊するのを止めるためには、常にそのような自覚的活動を必要とするのです。どうも私の議論の仕方が拙劣で、これを言うのに随分お時間をとらせました。