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2026-01-11 15:59:00

思うに太古の人類が、ギリシア神話によればプロメテウスという英雄が天上の神々から火を盗んで人類に与えて以来、産業史・科学史が始まり、人類の存在そのものが「地球汚染者・地球破壊者」に発展してゆく宿命の人類史が始まった。地上生物の代表たる人類は、残念ながら地球の運命にとっては犯罪者である。地球に銀河系の他の星々並みの応分の歴史を歩ませたければ、人類の所業を強く自粛するほかあるまい。/このような指摘にあるいはなじまない人々もあるやもしれぬが、「公害」は「近代工業時代」になって初めて始まるのではない。「人類の農業時代」から起こっていることが歴然としている。環境史や環境論の本を手にしたことがある人なら、それらの本にこのことの指摘があるのを記憶しておられるはずだ。/人類の生活がある以上、この「宿命」をすっかり避けることはできない。今後ありうべきはただ一つ。人類の生活を「最大限の注意で」地球の破壊をその都度最低限にするよう努力するだけだ。/私はこのような歴史観を、「地球(環境)史」第一主義と呼ぶのです。従来の世界史は「人類史」として、残念ながら二次的に扱いたい。たんに人類の発展といわれても困るのだ。/幸いに、この見方とおなじ方向の思想や文化がすでに存在しています。政治についても、たとえば20数年前の米国の大統領候補アル・ゴア氏は、主著として著名な環境保護の本を書いていたではないか。