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2025-10-14 14:20:00
この世界的「家族の型」分類のありようは、「家族の型」を、「核家族」、「直系家族」「共同体家族」に三分類し、「親子関係」が「自由か、権威主義的か」、「兄弟関係」が「平等か、不平等か」、「婚姻範囲」が「外婚制か内婚制か」などに分けている。とくに女性の扱いが問題になる場合もある。そして「歴史的に最も新しいのは共同体家族で、最も原始的なのが核家族である」という説明が付してある。/それにしても、よく言われる「女性は原始、太陽であった」というセリフは、たいへんな誤解を伴う。そもそもこの場合「原始」とはどの時代を指すのかすら定かではなかった。最初の人類の「家族の型」で数千年続いたとおもわれるのが、「核家族」だが、トッド氏にいわせると当時は「なんでもありえた」、ただ、男女で牧畜対農耕のような、性にる役割分担はあったろうと。歴史的には「核家族」、「直系家族」、「共同体家族」という流れだったいう「もの静かな規定」に、おそるべき逆説の基本がある。従来私なども「核家族」というのは人類社会が何千年もの発達をした結果、今日生み出した家族類型ではないかと信じて疑わなかった。これじゃ「近代欧州」という思い込みがひっくり返るわけだ。「人類史最先進の米国」も、形無しになるわけだ。以降期待されたい。