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2025-10-21 10:28:00
家族形態の歴史は、「核家族」-「直系家族」-「さらなる共同体家族形態」と、世界史の全体では発展してきた。「文明の発祥地」(世界の4大文明発祥地として著名)からこれが始まって、長い時間をかけて発展しながら今日に至ったわけだが、現在の目からみると「文明の発祥地」に近い「中心部分」が後半に「いろいろの共同体家族形態」が分布し、「周辺部分」ほど「古い」家族形態が「生き残る」という様態になっている。一番古い家族形態である「核家族」が欧州最果ての英国で残存し、その次に古い家族形態である「直系家族形態」が欧州ではドイツ周辺に残存することになった。アジアでは日本と韓国にこの「直系家族形態」が残存する。そこで家族形態の歴史的順序に従ってまず説く「核家族」論は、「現世の常識」から言うと大変に「不思議」なことに、核家族特有の「個人主義」は決して人類普遍の思考形式ではなくて、イギリスに歴史的に随伴したものとしてしか扱わないのである。人は核家族の属性になにやら「人類の普遍性」を感じるかもしれないが、それは「人類太古に特有のものだった」のである。文を改めよう。